悪魔ハンター桐嶋ローダVS八咫烏

「ろーだいありー」にて連載中の「『超國家機関ヤタガラス』はなぜ怖ろしいのか?」の外伝ブログです。

何故「ポズムディ」等が無いのか?

メガテン』シリーズでは、「状態異常を回復する」魔法がいつくか存在する。ここではスーパーファミコンの『真・女神転生』を基準とするが、例えば…。

 

「ポズムディ」→「毒」を回復する

「パララディ」→「麻痺」を回復する

「ペトラディ」→「石化」を回復する

「パトラ」、「ペンパトラ」→「混乱」、「睡眠」などを回復する。「パトラ」は一人だけ、「ペンパトラ」はパーティ全員に効果がある。

「リカーム」、「サマリカーム」→死んだ仲魔(人間の仲間も)の復活。「サマリカーム」だとHPも全回復。

 

…などである。

デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団』の場合、何故かほとんどの状態異常は「パトラ」(特定の悪魔が持つ)で治ってしまう。…というか「パトラ」しか状態異常回復魔法が存在しない(死んだ仲魔を復活させる「リカーム」、「サマリカーム」は健在)。これは多分、分かりやすくするためなのだろうが、長年のメガテニストからすると「何故ポズムディとかじゃないのか?」と思わないでもない。

その割には、主人公・ライドウが使える「状態異常回復アイテム」は多彩だったりする。

 

「解毒符」→「猛毒」を回復する(旧『メガテン』で言えば「ディスポイズン」)。

「解石符」→「石化」を回復する(旧『メガテン』で言えば「ディストーン」)。

「解封符」→「魔封(魔法が使えない状態)」を回復する。

「解心符」→「混乱」、「魅了」等を回復する。

「金丹」、「反魂香」→死んだ仲魔の復活(これは『真・女神転生』でもお馴染みのアイテム)。

 

…といったところ。これは、このゲームでは「一種類のアイテムは9個しか持てない」(ここは『真・女神転生』の名残りとしか思えない)ので、このように多彩になっているのだろうけど…。ただ、個人的には「ディスポイズン」などのネーミングの方が分かりやすいと思う(ゲームの雰囲気にはそぐわないが)。

カメラアングルの問題

デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団』は、3Dゲーム(旧『メガテン』のような3Dダンジョンでは無い)だが、「町中やダンジョン内で、視点を自由に回転する」という機能は無い。下の記事でも書いたが。

 

kirishimaloda6915.hatenablog.com

 

なので、感覚としては「一枚絵の中を歩いている」に近いのであろう。

町中やダンジョンで、マップの切り替え地点まで歩くと、少しロード時間があり、次のマップに切り替わる、という仕組み(…このゲームをやったことの無い人には分かりづらいかも知れない)。

 

それで問題なのは、町やダンジョンにもよるが「次のマップに切り替わった途端、カメラアングルが大幅に変わる」ことがあるのだ。この場合、操作によっては「先に進むはずが、逆戻りしてしまう」ことも…(特に第伍話、第十話に出てくる「陸軍地下造船所」の、階段のあたりはその傾向がある)。

…こう書いても、このゲームのプレイヤー以外には分かりにくいだろうことは承知している…。とにかく、カメラアングルと、操作性には少し問題がある、ってこと。

ある意味では、スーパーファミコンの2DRPGの方が、キャラ操作はしやすいのかも知れない(無論、ゲームにもよるが)。

「混乱弾」等は趣味の領域では…

デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団』では、主人公・ライドウは「日本刀(剣)」の他に「銃」も扱うことが出来る。

弾丸は有限で(このあたりは『真・女神転生if…』に近い。最初は24発までで、「弾倉」を買うと99発まで持てる)、よく使われるのは「通常弾」(一定時間、敵悪魔の動きを止めることが出来る。攻撃力は低い)である(銃弾が効かない悪魔も居るので注意)。

その他にも、「火炎弾」、「氷結弾」、「電撃弾」などの「魔法属性を持つ弾丸」もよく使われる(弾丸はショップで購入する他、敵が落としたり宝箱から入手する)。

それから、「混乱弾」(追加効果として、命中した敵を「混乱」状態にする)、「石化弾」(「石化」状態にする)、「睡眠弾」(「睡眠」状態にする)といった、「状態異常弾」(便宜上こう呼ぶ)もいくつか存在する。

ただ、私がプレイした限りでは、「状態異常弾」は滅多に使用しなかったと思う。別に使わなくてもクリアは可能であるから。ほとんど趣味の領域かも知れない…。

「通常弾」より攻撃力の高い弾丸として「加重弾」、「暴威弾」もあるが(追加効果は無い)、これもそんなに使った記憶が無い。

このような「クリアを目指すだけならほとんど使われない、ただの『趣味の領域』の武器」というのは、RPGではよくあるものだけどね。例えば『魔界塔士Sa・Ga』(ゲームボーイRPG。1989年、当時の「スクウェア」より発売)でも、「こんなの使わないだろう」って武器(「パンチ」などの「格闘技」まである!)は珍しくもなかったし…。

奇妙な光景…

デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団』(以下『超力兵団』)で、たまに奇妙な光景が見られる。

この『超力兵団』の町中には、「セリフのあるNPC(町人)」が何名か居るけど、他にも「ただ道を歩くだけの町人」も存在する(話しかけることは出来ない。ただ通り過ぎるだけ)。例えば「紳士」、「女学生」、「人力車と車夫」、「和服姿の小さい男の子」、「軍人」など。

多分、この町人は町に入るたびに、毎回ランダムで生成されるのだろうが、たまに「全く同じ姿の人が二人歩いている」という、奇妙な光景を見ることがある。

ファミコン時代のRPGなら、同じ町に同じグラフィックの町人が複数居ても「ファミコンだから仕方ない」と思えるが、このゲームだと何か奇妙に見える…。慣れるとどうでも良くなるが。

このゲームでいちばん厄介な「状態異常」とは?

デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団』(以下『超力兵団』)の戦闘パートで、個人的に嫌なのは、味方が「石化」(状態異常の一種。魔法「ペトラ」を食らうと発生する場合がある)されるとかなり危険、ということだ。

「石化」とは、『超力兵団』では「しばらくの間動けなくなり、その状態で攻撃されるとたまに『即死』する」ことになっている。これがこのゲームでもっとも厄介な「状態異常」であろう。主人公のライドウが「石化」されてしまうと、一気に「ゲームオーバーの確率が上がる」わけだし。「運」のパラメータを高くすれば、「石化」率は下げられるみたいだけども。

この「ペトラによる石化攻撃」は、ガード状態であれば完全に防げるが、ガードしていない状態では防ぎようが無い(「精神無効」を持っている悪魔は無効化できる)。なので「ペトラ」を多用する悪魔「アラハバキ」などにはうかつに近寄れない…。

さらに『超力兵団』の場合、ライドウが装備出来る物の中に「状態異常を完全に防ぐ」ようなものが存在しない(合体して造った剣には「精神に強い」などの効果を持つ物もあるが、完全に状態異常を防ぐものではない)のも不満かも知れない。『ファイナルファンタジー』シリーズなんかだと、「石化を防ぐ」、「状態異常を完全に防ぐ」といったアクセサリーも普通にあるものなんだけどね…。『超力兵団』では、そもそも「剣」と「弾丸」以外の装備品が無いので…。

個人的には「防具」・「装飾品」もあって欲しかったが。他の『メガテン』みたいに。

「最初の街」以外に施設が無いというのは…

デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団』(以下『超力兵団』)で不満な点をさらにあげると、「最初の町」であり拠点である「筑土町」以外の町には、「回復施設、悪魔合体施設、セーブポイント、ショップ」が無いことだ。

ドラクエ』など他のRPGでは、「最初の町」以外の町にもたいていは「宿屋、ショップ、セーブポイント」なんかがあるものだが…。スーパーファミコンの『真・女神転生』でもそうだった(悪魔合体施設も、あちこちに設置されている)。

『超力兵団』では、ダンジョン以外の町では「探偵社に戻る」コマンドが使えて、一瞬で拠点である「鳴海探偵社」(筑土町にある拠点。セーブポイントがある)に戻れるのだが、それを使っても不便…。

何せ、筑土町以外の町に居る時に、「アイテムが欲しい、回復したい」と思ったら、「探偵社に戻る」を選び、そこからさらに歩いて「金王屋」(こんのうや。ショップと悪魔合体施設、回復施設を兼ねる場所)に行かなければならない。そして、そこで用を済ませたらまたさっきの町に行く…、と。とにかく面倒である。

やはり、他の町にも施設を置いて欲しかった。

悪魔を一体しか呼び出せないのは…

デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団』をやっていて、いちばん面倒なのは「戦闘中に呼び出せる悪魔(仲魔)は一体だけである」という点だろう。

例えば、「回復魔法を持たない悪魔を呼び出している時、別の悪魔が持つ回復魔法を使いたい」と思ったら、「前に呼び出していた悪魔は引っ込めて、その『回復魔法を持つ悪魔』の方を呼ぶ」必要があるわけで、とにかく面倒くさい。

「回復魔法と攻撃魔法両方が使える」悪魔も居るが(初期では回復魔法を持たない悪魔でも、そういう風に造ろうと思えば造れるけど…)、全ての悪魔ではないし。

 

続編の『アバドン王』では、仲魔を二体まで呼び出せるようになったのは、そのあたりに不満を持つユーザーが多かったことの表れなのだろう。