2019-01-01から1年間の記事一覧
『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団』は、日本的な「妖しさ」を前面に押し出そうとしたゲームであることは分かるが(他のメガテンよりもそう思える)、しかしはっきり言うと、天皇崇拝団体である「超國家機関ヤタガラス」は「妖しい」ではなく、「怪し…
「天皇の儀式」に「大嘗祭」というものがある。 『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団』に出てくる組織「超國家機関ヤタガラス」は、極右の天皇崇拝団体であることは間違いないのだから、このような儀式を「神聖なもの」、「国民の安寧を祈るもの」として…
昨日の記事。 kirishimaloda6915.hatenablog.com この中で、『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団』(以下『超力兵団』)をクリアしても、私の場合はカタルシスが得られないといったことを書いているが、その理由について。 このゲームのエンディングは、…
本家「ろーだいありー」でいずれ書くであろう「『超國家機関ヤタガラス』はなぜ怖ろしいのか?」第九回目のために、『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団』(以下『超力兵団』)のラストバトルを再びやることにした。以下、プレイ記録。 まず、クリア手前…
いずれ本家「ろーだいありー」の「『超國家機関ヤタガラス』はなぜ怖ろしいのか?」でやりたいテーマである。 前も書いたが、『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団』のヒロインは「伽耶」であるが、これは「韓国」を意味すると考えていいのではないか、と…
過去記事二つ。 kirishimaloda6915.hatenablog.com kirishimaloda6915.hatenablog.com さらに沖縄について続けると、『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団』の敵キャラクター・宗像(陸軍軍人。実は「国津神・スクナヒコナ」に憑依されている)が第伍話で…
過去記事をいくつか。 kirishimaloda6915.hatenablog.com kirishimaloda6915.hatenablog.com kirishimaloda6915.hatenablog.com 『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団』(プレイステーション2)のテーマのひとつは「元気が出るようなもの」であるらしい、…
本家「ろーだいありー」で「『超國家機関ヤタガラス』はなぜ怖ろしいのか?」シリーズの最新版(第八回目)を公開したのが2018年11月で、それから色々事情もあって第九回目はずっと書けないままだったのだが、最近になってようやく書けそうな目処が立ってき…
『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団』の世界観は、「大正浪漫風」なのが売りとされるが、確かにそういう部分はある…。私自身、レトロなものを好むので、その「大正浪漫風」な雰囲気は好きなのだが…。だが、最初のうちは確かにそんな雰囲気でも、話が進…
これはいつか本家「ろーだいありー」の「『超國家機関ヤタガラス』はなぜ怖ろしいのか?」で詳しくやりたいテーマである。 『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団』(プレイステーション2。以下『超力兵団』)において、天皇崇団体である「超國家機関ヤタ…
昨日の記事。 kirishimaloda6915.hatenablog.com これの続きを。 よく考えると、『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団』(以下『超力兵団』)の二周目を始めたのが2017年であるが(最初にクリアしたのは2009年)、『日本のいちばん長い日』を映画館で観た…
昨日のBS-TBSで『日本のいちばん長い日』(2015年)をやってたので、つい観てしまう(三年ほど前に地上デジタルでやってた時も観たのに…。実はDVDも買ってあるのに…)。何度観ても面白い。すごく好き(最も好きな日本映画は『キャタピラー』なのだけど)。本…
今日は終戦の日ということで、この話を。 たとえフィクションであろうとも、「自由主義史観」を取り入れて欲しくないと思う理由をさらにあげておくと、「沖縄蔑視の歴史観」でもあるからだ。 沖縄戦では「集団自決」をした住人が数多く居たというが、それは…
これは本家「ろーだいありー」の「『超國家機関ヤタガラス』はなぜ怖ろしいのか?」シリーズでも少し触れたことがあるのだが、改めて。いずれは本家でもっと深く掘り下げたい。 『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団』に出てくる組織「超國家機関ヤタガラ…
過去の記事。 kirishimaloda6915.hatenablog.com 今回はこれと似たような話である。私は『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団』(以下『超力兵団』)の世界観や歴史観、シナリオにはいろいろ問題が多いと考えている。特に「超國家機関ヤタガラス」(天皇…
今日は「長崎原爆の日」であり、テレビでよく「原爆」についての話が放送される時期でもあるので、この話もしておこう。いずれは本家「ろーだいありー」の「『超國家機関ヤタガラス』はなぜ怖ろしいのか?」で詳しくやるつもりである。 『デビルサマナー葛葉…
過去記事二つ。 kirishimaloda6915.hatenablog.com kirishimaloda6915.hatenablog.com 『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団』(プレイステーション2。以下『超力兵団』)のコンセプトには「元気が出るようなゲームを作る」といったものもあったらしい、…
昨日の記事。 kirishimaloda6915.hatenablog.com 『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団』(プレイステーション2。以下『超力兵団』)のコンセプトに「元気が出るゲームを作る」というものが含まれるらしい、っていう話。これをさらに続けてみる。 『超力…
何気に『メガテン』シリーズについてネットで検索をしてみたのだが、ひとつだけ初めて知って面白いと思った事実がある。 『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団』(プレイステーション2。以下『超力兵団』)のコンセプトの中には、「暗い世の中だからこそ…
『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団』(以下『超力兵団』)では、「旧日本軍に対する批判」はあまり見られないように思う。ごく一部のセリフ(大抵はNPCのセリフ)にはそれらしいものもあるが、「旧日本軍を徹底批判する」ような描写は無いに等しい。 …
以前の記事二つ。 kirishimaloda6915.hatenablog.com kirishimaloda6915.hatenablog.com 本家「ろーだいありー」の「『超國家機関ヤタガラス』はなぜ怖ろしいのか?」シリーズの改定を行なってきたのだが、今回は第五回目、第七回目、第八回目の改定も終了し…
先ほどの記事。 kirishimaloda6915.hatenablog.com これを書いてから、「ヤタガラスはなぜ~」シリーズのうち、第二回目も修正・改定していたことを思い出したので、追加しておこう。 シリーズ記事「『超國家機関ヤタガラス』はなぜ怖ろしいのか?」・第二回…
本家「ろーだいありー」の、「『超國家機関ヤタガラス』はなせ怖ろしいのか?」シリーズのうち、第三回目と第四回目について修正・改定を行なったのでお知らせする。 シリーズ記事「『超國家機関ヤタガラス』はなぜ怖ろしいのか?」・第三回目 - ろーだいあ…
ネットなどでよく「このゲームのここがグロい」とか、「このゲームはトラウマゲーム」という話は見かけるが、私にとってはこの『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団』(プレイステーション2。以下『超力兵団』)がいちばん「グロくて(はじめから「グロテ…
本家「ろーだいありー」で忙しくて、こちらは更新できなかったのだが、久々に書く。 本家では日本軍「慰安婦」問題に関する本のレビューを多く書いてきたが、なぜこのテーマかというと、これは歴史修正(改竄)主義とも密接に関わるものだからである。「日本…
本家「ろーだいありー」では、日本軍「慰安婦」問題に関わる本のレビューをずっとしてきたのだが、これに関連してこちらでも少し書いてみよう。 『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団』で、遊郭を出すのは問題だとしているのは、以前も書いたようにこれが…
世の中には色々な考えの人が居るのは事実である。日本軍「慰安婦」問題にせよ、日本がかつてやった「植民地支配」の問題にせよ、考えは色々であろう。まあそれはそれでいい(右派の歴史修正(改竄)主義はどうあっても良くないけど)。 ただちょっと気になる…
本家「ろーだいありー」で連載中の、「『超國家機関ヤタガラス』はなぜ怖ろしいのか?」シリーズのうち、一部の回を改定したのでお知らせしよう。これ以外も順次改定する。基本は、「参考文献」などの欄を一部修正したことである。 シリーズ記事「『超國家機…
以前の記事。 kirishimaloda6915.hatenablog.com この中で、「フィクションの歴史を鵜呑みにする大人はまず居ないだろう」といったことを書いたが、しかしよく考えると、賢明な大人でも「司馬遼太郎」の小説の歴史観(よく「司馬史観」と呼ばれる)が正しい…
右派の歴史修正(改竄)主義にハマる人々、「嫌韓・嫌中」にハマる人々の歴史観・民族観が歪んでいるのは分かるが、しかし不安なのは、そういうものに特別に凝っているわけでもなく、右翼でもない「普通の人々」であっても、「この人の歴史観・民族観はちょ…