『メガテン』シリーズでは基本的に、悪魔を召喚する時は「マッカ」と呼ばれるお金(魔界での通貨)を使用する。強力な悪魔ほど、消費する「マッカ」は増える。そして、悪魔を呼び出している間は、「マグネタイト」と呼ばれる物質を消費する。これは戦闘に勝利したりすると増やすことが出来る。
しかし、『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団』(以下『超力兵団』)の場合、「マッカ」は出てこない。この『超力兵団』で、買い物をする時は「日本円」が使われるが、時代背景的には(このゲームは1931年の架空の日本を舞台とする)「『円』が主流」というのは間違っているのだけどね…。この時代なら「厘」と「銭」がメインであろう(史実なら「1円」でも高額である)。ただ、「厘とか銭とか言われても、若い人には理解出来ないだろう」と製作者は考えたので、あえて「円」だけにしたのだろうと思われる。
それで、「マッカ」のない『超力兵団』で、悪魔を召喚する時は何を消費するのかというと、先ほど紹介した「マグネタイト」である。これはやはり、戦闘に勝ったりすると増やせる物質。高レベルの悪魔ほど、このマグネタイトを多く消費するようになっている。
…確かに、この方が分かりやすいと言えば分かりやすいのだが…、なぜ『メガテン』ではお馴染みの「マッカ」が出てこないのか、という疑問はある。
余談だが、スーパーファミコンの『真・女神転生』の場合、序盤では「円」が使われているが、後になると「マッカ」しか使われなくなり、主人公の持っていた「円」は使えなくなってしまうイベントがある。