悪魔ハンター桐嶋ローダVS八咫烏

PS2ソフト『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団』と続編及び『葛葉ライドウ』シリーズの復活を阻止したいと思うメガテニストが書くブログ。ただしライドウは尊いと思っているよ?

「呪われる」イベントの比較

『真・女神転生』に登場する「東京デスティニーランド」(某テーマパークがモデル)では、「運試し」のイベントが発生することがあり、運が悪いと主人公が「呪い」状態になってしまう(歩くごとにダメージを受ける)。

このイベントに関しては、歩くたびにダメージを受けるのは嫌だとは思うものの、それ以上は何も感じない。なお、呪いを解くのは回復施設で出来る(有料)。

だが、『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団』(以下『超力兵団』)の「第七話・呪われた探偵」で、「ライドウが呪われる」イベントは、『真・女神転生』の「東京デスティニーランド」でのイベントと似ているように見えても、実は全く異質のものであり、「非常に問題がある」のだ。

詳しいことは、本家「ろーだいありー」で書いた記事を参照して欲しいのだが…。

 

シリーズ記事「『超國家機関ヤタガラス』はなぜ怖ろしいのか?」・第二回目 - ろーだいありー

シリーズ記事「『超國家機関ヤタガラス』はなぜ怖ろしいのか?」・第三回目 - ろーだいありー

シリーズ記事「『超國家機関ヤタガラス』はなぜ怖ろしいのか?」・第四回目 - ろーだいありー

シリーズ記事「『超國家機関ヤタガラス』はなぜ怖ろしいのか?」・第五回目 - ろーだいありー

 

重要なのは、その「呪い」のイベントとは、「呪いにかかった大正天皇(この『超力兵団』においては「海軍の大将」であり、何故か陸軍とは関係なくなっている)を救うために、その呪いをライドウが身代わりとして引き受ける」ものであること。そしてそれは「ライドウの味方をしている天皇崇拝組織『超國家機関ヤタガラス』の命令によるものであり、絶対に逆らえない(逆らうと先に進むことは出来ない)」ということも重要。つまり、人によっては「軍の指揮官・大正天皇を救うために自ら進んで呪われろ(要は「天皇のために命を捧げる」のと同じようなこと)と命じるとは、戦争を賛美する、時代錯誤の話だ。まるで教育勅語のようだ」、「天皇を救わないと進めないとは何事だ! 若者を右翼・天皇崇拝者にするつもりなのか」と感じるであろう、ってこと。さらにこの呪いは、第七話をクリアしないと解くことは出来ないのだ。

そのあたりが、『真・女神転生』の「東京デスティニーランドで呪われるイベント」とは、全く異質のものであると、お分かりいただけると思う。