これは、いずれ本家「ろーだいありー」の「『超國家機関ヤタガラス』はなぜ怖ろしいのか?」シリーズで書こうと思っているテーマである。
『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団』(プレイステーション2。以下『超力兵団』)のストーリーについてだが、そもそものきっかけは「令嬢・伽耶がさらわれたので、救いに行く」というものであった。これは、『スーパーマリオブラザーズ』(ファミコン。任天堂)、『魔界村』(アーケード他。カプコン)、『ドラゴンクエスト』(ファミコン。エニックス[現・スクウェア・エニックス])、『ファイナルファンタジー』(ファミコン。スクウェア[現・スクウェア・エニックス])などにある「悪役にさらわれた姫を救う」のと同じようなもので、2006年のゲームとしては「時代錯誤」だと思う。
それはまだいいとしても、『超力兵団』のラスト、「『伽耶』を救う(保護する)…、しかも戦った後で…」という展開には、何か隠されたメッセージがある、と思っている。そもそも「伽耶」とは「古代韓国」に関わる名前であり、さらに『超力兵団』の時代では「日本は韓国を植民地にしていた」こと、味方の「超國家機関ヤタガラス」は「天皇崇拝団体」であることも踏まえると…。