悪魔ハンター桐嶋ローダVS八咫烏

PS2ソフト『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団』と続編及び『葛葉ライドウ』シリーズの復活を阻止したいと思うメガテニストが書くブログ。ただしライドウは尊いと思っているよ?

「関東大震災」は無かった、という歴史観の問題

これはいずれ本家「ろーだいありー」の「『超國家機関ヤタガラス』はなぜ怖ろしいのか?」で深く掘り下げる予定のテーマである。

『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団』(以下『超力兵団』)の日本では、「関東大震災」は起きていないとされている(ゲーム上ではよく分からないが、設定資料本によればそうらしい)。

これには、ある意図が隠されていると考えている。単に、「ゲームの中だけでも、震災が無かったなら幸せではないか」で片付けられることではない。

憶測ではあるが、『超力兵団』でこの震災を無くしたのは、「大震災そのものより、大震災後に起きた『朝鮮人(中国人や日本人も含む)虐殺事件』を無かったことにする」のが狙いなのではないか。この虐殺事件には、国家権力側である「軍や警察」も関わっていたことが知られている。『超力兵団』の日本でこの事件があったとすれば、国家権力を裏で支配している「ヤタガラス」も虐殺に関わったことになってしまい、都合が悪いので、無くしたのでは…、と。

そしてもうひとつは「過去の日本人がそのような残酷なことをしていた事実は信じたくない、せめてゲームの中だけでも、震災も虐殺事件も無かったことにしたい」という、製作者の願望から来たのではないのか、とも考えている。そこには、韓国人に対する差別意識もあるのではなかろうか。実際、「朝鮮人虐殺事件は無かった」と主張する歴史修正(改竄)主義者(右翼)も多く居るわけだからね…(そういう本も出版されている)。