『真・女神転生2』では、日本の国津神・天津神たちは「センター」(メシア教)の陰謀で、地下世界に封じられているのである。そして「アマテラス」も「天岩戸」に封印されている。ここへ行き、オモイカネなどの天津神と、アマテラスの封印を解いて、解放することもできる。つまり『古事記』の再現であろう。
『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団』においても、『古事記』は実話とされているのだが、あえてアマテラスや「天岩戸」のイベントを出さなかったのは何故だろう。1931年の日本が舞台のゲームで、これらを出してしまうと、「これは天皇美化の『皇国史観』か? 『古事記』は実話だと子ども達に刷り込むつもりなのか」と言われるから、まずいと思ったとか? 何せアマテラスは「皇祖神」とされるから…。