昨日書いた記事。
kirishimaloda6915.hatenablog.com
これについて、もう少し続けてみる。
『新しい歴史教科書』で批判すべき点と、『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団』(以下『超力兵団』)の世界観やストーリーで批判すべき点はどうも似通っている…、と書いた。
上記の記事でもある通り、「関東大震災を無かったことにしたのは、朝鮮人虐殺を描きたくなかったからではないのか」という批判は、『新しい歴史教科書』の最初のバージョン(教科書検定に申請した段階のもの。この時点では「関東大震災」自体の記載が無かった!)と、『超力兵団』の完成品両方に当てはまってしまう。ただ、『新しい歴史教科書』では、検定の結果「関東大震災」も「朝鮮人虐殺」も、完成品の教科書では一応記載した、という点は異なる。
他に両者で似たような批判点としては、「日本の戦争は侵略ではなく、防衛戦争だったと思い込む者が作ったのだろう」、「天皇が中心の歴史観・皇国史観だ」、「天皇に逆らうのは悪だ、と子どもたちに刷り込もうとしている」、「日本の加害歴史は描かないのか」、「『古事記』の出来事を、本当のことだと思わせたいのか」、「子どもたちに、『天皇は神だから尊い』と刷り込むつもりで作ったのか、天皇制賛美だ」「ナショナリズムが強すぎるのではないか」、「天皇の戦争責任には触れないつもりか」、「戦争賛美としか思えない」といったところであろうか。