「『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団』の、歴史観はどこかおかしい…、皇国史観っぽいし、歴史修正(改竄)主義的なものも感じる…」といった話になると、「所詮ゲームだから、楽しければ歴史観など別にどうでもいいだろう」というような反応も当然あることとは思っている。
だが、やはりそれでも「楽しければいい、ゲームだからいい」という考えは、ゲームクリエイターとしては無責任だ、と言いたい。何故なら、ゲームは子どもや若者が好んでプレイするものだし、社会的影響力もあるからだ。
楽しければいい、と言って「自由主義史観」(「新しい歴史教科書をつくる会」が提唱する歴史観で、主に右派が支持する)をゲームに取り入れたとしたら、子どもたちが悪い影響を受けてしまうことは十分あり得るのだから。そのことはよく考えて創るべきであろう。これは何度でも言う。