いずれ本家「ろーだいありー」の「『超國家機関ヤタガラス』はなぜ怖ろしいのか?」で詳しく書こうと思うテーマだが、『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団(Devil Summoner: Raidou Kuzunoha vs.the Soulless Army)』(プレイステーション2)の第拾壱話についても、いくつか問題があると思っている。
そのうちのひとつは、この第拾壱話は「猫と悪魔を乗せたロケットを、宇宙へ打ち上げる」話であること(はっきり言うと荒唐無稽な話であるが)。これは何となくだが、「日本の技術は昔からすごかった、ということにしたい」っていう願望から来ている…、ような気がする。つまり、いつからか流行りはじめた「日本スゴイ論」と関係があるようにも思えてくるのだ…。しかし「日本スゴイ論」系には問題が多いと考えている。『新しい歴史教科書』(扶桑社)もまた、「日本スゴイ」を誇示するものとしか思えなかったし。