悪魔ハンター桐嶋ローダVS八咫烏

PS2ソフト『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団』と続編及び『葛葉ライドウ』シリーズの復活を阻止したいと思うメガテニストが書くブログ。ただしライドウは尊いと思っているよ?

『帝都物語』について

『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団』(プレイステーション2。以下『超力兵団』)の元ネタの一つとしては『帝都物語』(荒俣宏著)もあげられるのだが、私も一応全巻読み通したことはある(現在また読み直し中。初版の新書版と、映画化後の文庫版が混在しているけど…)。ただし映画版等は一切観ないことにしている。何故かと言えば、自分だけのイメージで読みたいから。映像版を観てしまうと、イメージがそれで固定されてしまうからね…。それにしても、『帝都物語』は長いので(全十巻+二巻)、なかなか読み終わらない…。

この小説の方が『超力兵団』より優れていると思う点の一つとしては、「皇国史観を使っていない」ことではないか、と考えている。戦争中、「中国人が、日本の侵略に対して抵抗した」ということがちゃんと描かれている点は評価できる。

さらに「関東大震災が描かれており、その後の朝鮮人虐殺事件も簡易ながら描かれている」点も良いと思う。『超力兵団』では「関東大震災自体無かったことにしている(つまりその後の事件も無かったことにしている…)」のは非常にまずいと考えているので(いずれは本家で書くとして…)。