『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団』の、第七話の問題については、本家「ろーだいありー」の「『超國家機関ヤタガラス』はなぜ怖ろしいのか?」シリーズで詳しく解説しているのだが、さらに言うとやはり一番問題なのは、「『誰でも手に取れる青少年向け商用ゲーム』でやるには、非常に相応しくないシナリオである」ということだ。
よく考えてみれば、「大正天皇を救わなければどうしても先に進めない」話は、「本物の右翼にしか配布しない同人ゲーム」でやるのなら構わないが、「一般向けに販売する青少年向けゲーム」でやるのは、天皇嫌いや左派などから抗議が来るから非常にまずい、ということぐらいは、製作者も認識しそうなものなのだが…。なぜ修正しなかったのか、トップもそのままゴーサインを出したのはなぜなのかが、非常に気になる。
何度も言うけど、アマテラスや神武天皇も実在したことになってしまう『メガテン』だからこそ、「神の末裔である天皇を救わなければ日本が無くなる」みたいな、右翼好みの話をやるのは非常にまずいのだ。