『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団』の、第七話の問題に関しては、本家「ろーだいありー」の「『超國家機関ヤタガラス』はなぜ怖ろしいのか?」シリーズで詳しく触れたが、最近気が付いたことがあるので書いてみよう。
第七話は、考えようによっては「東京裁判」とも繋がるのではないか。
東京裁判では、「昭和天皇は罷免された」代わりに、東条英機などが戦犯とされ、「天皇の身代わり(天皇は「神」という思想の中では、いわば「人身御供」)として処刑された」とも解釈できる。
これは、第七話で「大正天皇にかけられた呪いを、ライドウが身代わりとして引き受ける(これもまさに「人身御供」ではないか?)」のと似ているとも言える。
つまり、かなり飛躍した考え方ではあるが、第七話は「東京裁判によって天皇の身代わりとして処刑された者たちを称讃する」意味があるのかも、とも思えてしまう。