『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団』(プレイステーション2。以下『超力兵団』)の続編である『デビルサマナー葛葉ライドウ対アバドン王』(プレイステーション2。以下『アバドン王』)では、帝都よりも「槻賀多村」という、地方の架空の村を舞台とすることが多くなっている。
このように、主な舞台を変更した理由は、「帝都を救う」話は『超力兵団』でやったからもういい…、ということもあるのだろうが、「帝都を救う話は、とどのつまりは『天皇と、天皇の住家を救う』話でもあるので、天皇嫌いのプレイヤーから抗議されたから、もうやらない」と決めたから、と考えられなくもない。『アバドン王』では帝都ではなく、架空の村であればいいだろう、と思った可能性はある。
ただ、それでも帝都が登場している点は、どうしても『超力兵団』を引きずってしまっているわけだし(前作の人物も何人か出てくる…。しかし伽耶が出てこないのはなぜだろう)、槻賀多村を救うのも結局は「大日本帝国を救う」ことになってしまうのだけどね。