本家「ろーだいありー」の、「『超國家機関ヤタガラス』はなぜ怖ろしいのか?」でいずれ参考文献にするであろう本を一冊紹介しよう。『教育と愛国 誰が教室を窒息させるのか』(斉加尚代著/岩波書店)という本。
『映像´17 教育と愛国』というテレビ番組の製作過程を本にまとめたものだが(テレビ番組自体は見たことがない)、なかなか面白いと思った。歴史教科書問題は、今も続いているということがよく分かる。そして最近ではさらに「道徳教科書」に関する問題もあるわけだ。それにしても、道徳教科書の「パン屋」を「和菓子屋」にしたのは訳が分からん。
「ヤタガラスはなぜ怖ろしいのか」を書くのは、歴史修正(改竄)主義の教科書が蔓延しないように、という思いもある。しかし、そうでなくとも、すでに歴史教科書の記述は後退してしまっている(日本の加害歴史の記述は減っているらしい)のは事実なのだろうが…。