『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団』(以下『超力兵団』)は、丸尾末広などのいわゆる「アンダーグラウンド系マンガ」からの影響が強いのは事実であり、特に主人公・ライドウのイメージはまさにそうである。さらに、『超力兵団』の元ネタである『帝都物語』の表紙絵・挿絵も、初版は丸尾氏であった。「大日本帝国」のイメージも、丸尾氏の作品にはよく出てくる。
しかし、家庭用ゲームの倫理基準では、アングラ表現には相当規制がかかる。それ故、このゲームは「アングラを目指したが、結局はアングラにはなれなかった作品」としか思えない。
前も言ったが、このゲームは「ナチス台頭の時代」より前の時代という設定にしたのも、丸尾氏の作品によく出てくる「ナチスやヒトラーのモチーフ」を出させないため、とも考えられる。
こちらも参照。
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