これもいずれ本家「ろーだいありー」の「『超國家機関ヤタガラス』はなぜ怖ろしいのか?」で深く掘り下げたいが、『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団』(以下『超力兵団』)で、第弐話以降いわゆる「反社会的勢力の関係者」が協力者となることは非常に問題だと思う。個人的には、このような者は「街から追い払うべき敵として描く」のならいいが、味方として描くべきではなかったと考えている。
私はやったことないが、セガには『龍が如く』シリーズという「反社会的勢力の者(足を洗った人も含むだろうけど)がメインのゲーム」がある。ああいうのもちょっと良くないかも…とは思うが、『龍が如く』は最初からそういう(「任侠もの」)ゲームだとはっきり記していて、大人向き(初期は「18歳以上対象」、現在は「D区分(17歳以上対象」)と銘打っているのでまだマシなのかも。「反社会的勢力の者が主役のゲーム自体、若者への悪影響があると思うので、出すべきではない」という意見もあるだろうが。
だが『超力兵団』では、反社会的勢力の者たちが味方として出てくることが初めから記されていない点と、対象年齢がやや低め(「15歳以上対象(廉価版は「C区分」だが実質的には同じ)」)である点は問題だと考えている。