「日本は世界最古の国家」…、という説があるが、あくまで神話である『古事記』の時代も含めてのことだ。『古事記』で描かれていることが全て真実ではないので（『古事記』は天皇家に都合よく書かれた「歴史物語」であって、歴史本ではない。さらに日本を作ったという「神武天皇」は架空の人物と言われている）、「日本は世界最古の国家」なんてのはフィクションである。それと、前も言ったが「天皇家は万世一系でずっと続いている」という説もフィクションに過ぎないのだが。右翼の人や、「日本スゴイ論」を信じていないと安心できない人たちは、たとえフィクションであってもそう思いたいってことだろう。別にそれを止めるつもりは無い。信じない人に無理やり押し付けたりしなければ…の話。
だが、『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団』では、『古事記』が現実になっているので（そうなると「神武天皇」も実在したことになる）、「日本は世界最古の国家」説も本当になってしまうのだろうか（ゲーム中でそう言っているわけではないが）。こういうのは、右翼の人たちには心地いいのだろうが、そうでない人や天皇嫌いの人には薄ら寒く感じるだけであろう。
