昨日の記事。
kirishimaloda6915.hatenablog.com
「日本は世界最古の国家」説は、もしも『古事記』が真実だったとしたら（神武天皇が実在したら）、ということを想定したものに過ぎないので、胡散臭いと考えている。
さらに続けると、「日本は世界最古の国家」説をやたらと自慢げに吹聴する者（主に右翼か、「日本スゴイ論」を信じないと安心できない人）もまた胡散臭いと思うのだが、それはなぜかというと「日本は最古の国家だから、世界でいちばんスゴイ国なのだ！ だから尊敬されなければならない！」などと、まるで戦前日本のようなことを言う場合があるからだ。「世界最古の国家とはどこか」に関心の無い日本人（大概の日本人はそうだと思うが）は、そんなこと言われても「日本が最古の国家だからといって、それのどこがスゴイのか？ なぜ尊敬されなければならないのか？ スゴイ国・尊敬できる国なら、別に『世界最古の国家』でなくとも、他にたくさんあるじゃないか」としか思わないだろう。
さらにもっと問題なのは、「日本スゴイ論者」の中には、「日本スゴイ」を強調するために「韓国や中国の歴史・文化などをものすごく軽蔑する者」もそれなりに居ることである（いわゆる「嫌韓・嫌中」派）。「日本は最古の国家だから、世界から尊敬されなければならないのに、まったく尊敬しない抗日中国人や抗日韓国人は愚かである」などと、あからさまに差別的なことを言う者も多分居るのだろうし…。
『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団』も、何となくだけど「日本スゴイ論」を信じたい人が作っているような感じもする（というよりは「大日本帝国スゴイ論」なのかも知れないが）。さらに、プレイヤーの子どもや若者たちに、たとえフィクションでもいいから、その「日本スゴイ論」を刷り込んで「自信を持たせたい」という狙いがあるようにも思えたりする。これは「新しい歴史教科書」（「新しい歴史教科書をつくる会」による教科書）の狙いとも似ている。
こちらの記事も参照。
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