昨日の記事。
kirishimaloda6915.hatenablog.com
『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団』で、遊郭が出てくることの問題点を書いてみたが、さらに問題点をあげるならば、「公娼廃止運動などは取り上げていないと思われる」点と、「遊女の悲惨な実態にもほとんど触れていない」点であろう。
「一見華やかに見える遊女の実態は、多くは親から身売りされた貧しい少女・女性」であるのは、よく知られている。遊女を出すなら、それについてもっと正面から扱うべきだし、「遊郭という人権侵害の場所は廃止せよ」といった声は当時(戦前)の日本にもあったのだろうから、それもきちんと扱うべきだろう。結局のところ、遊郭の明るい面だけを「男目線」でしか描いていないのが問題なのだ。