昨日、NHK BS1でやっていた「二・二六事件の全貌・完全版」を観た。興味深い事実がいろいろあって、結構面白かった。
『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団』(以下『超力兵団』)のラストダンジョンでは、このゲームの将来でも「二・二六事件」が起きるであろうことが暗示されている。
「二・二六事件の全貌・完全版」によれば、この事件が起きる予兆は海軍が把握していたようだが、止めようとしなかったと言われる。
『超力兵団』の日本では、ヤタガラスは大正天皇を崇拝していて、しかもこの天皇は現実とは異なり、「海軍の大元帥であるが、なぜか陸軍の大元帥ではない」ことになっているようだ。そうすると、将来起こるであろう二・二六事件の責任は、海軍大将である天皇(二・二六事件が起こる頃には昭和天皇になっているのだろうけど…)を崇拝するヤタガラスにもあることになるのだが…。つまりヤタガラスが存在する限りは、二・二六事件を防ぐことは不可能なのだ。
それを言うなら、このゲームの世界で将来起こる日中戦争とアジア・太平洋戦争、東京大空襲、原爆投下の責任も、天皇が起こす戦争(「聖戦」)を支持してきた・これからも支持するであろうヤタガラスが負うことになるのだ。