今後発売予定の『真・女神転生3ノクターン HDリマスター』(PS4、Nintendo Switch)では、音声も追加されていると聞くが、私はゲームには音声など無い方がいいと思っているのだけどね…。好きなアニメのゲーム化作品は別として。
それで、ふと思った。私としては何度も言うように『葛葉ライドウ』シリーズ二作の復刻・配信・リメイク・リマスター化は決してすべきでないと思うわけだが(無論、三作目も作るべきではないと考えている)、もしもの話…、もしも、『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団』がフルボイス化されたとしたら…。「あのゲームのセリフを音声付きにすると、文字だけの時よりも、特にアニメや声優好きの若者の心に響きやすくなり、もっと危険な気がする」と思うのだった。
特に、本家「ろーだいありー」の「『超國家機関ヤタガラス』はなぜ怖ろしいのか?」シリーズでも紹介したことがある「問題のあるセリフ」については。一例として…。
- 「あなたに否という権利はありません」(第七話のヤタガラスの使者。「天皇を救うために呪いを引き受けよ」と命じられて「いいえ」と答えた時。これがこのゲームでは最も怖ろしいセリフだと思うが、もしも音声があったとしたら…)
- 「悪いが君に選択の余地は無いよ」(第七話の川野定吉。つまり「天皇を救わないという選択肢は無い」と言っているわけだ)
- 「何千年もの昔の恨みなんて、今の俺たちには関係ねぇだろ!」(第拾話の鳴海。現代の「歴史修正(改竄)主義者」の発言と似ているのは問題がある)
- 「…狂ってるよ、宗像さん」(第拾話の鳴海。「狂ってる」とは結構ヤバいセリフと思うが、これが音声付きだとすると…)
…これらに音声が付いていたら…、と考えたらもっと怖ろしくなってしまった。他にも「ヤバい」(特に音声が付いた場合…)と思えるセリフは数多く存在すると思うが。
参照ゲームソフト
- デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団(プレイステーション2/発売元・アトラス)
参考文献
- デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団 超公式ふぁんぶっく(ファミ通編集部責任編集/エンターブレイン)