悪魔ハンター桐嶋ローダVS八咫烏

PS2ソフト『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団』と続編及び『葛葉ライドウ』シリーズの復活を阻止したいと思うメガテニストが書くブログ。ただしライドウは尊いと思っているよ?

「歴史教科書」でさえも改竄されるこの世の中で…

以前の記事。

 

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この中で、『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団』(プレイステーション2。以下『超力兵団』)と続編を今の時代に復刻させて欲しくないのは、今の日本はネット右翼向けの本、歴史修正(改竄)主義の本、嫌韓・嫌中を煽るヘイト本などが大量に出回るという状況であり、今この『超力兵団』を復刻すると、プレイした人がそれらを読んで悪影響を受ける危険性が高いこと、さらに既にネット右翼化・嫌韓嫌中化・歴史修正(改竄)主義化した人たちもそれなりに居るので、そういう人が『超力兵団』をプレイするのは危険だから、と書いた。なぜ危険かは上記の二つの記事を参照。

それで、もう一つ書いておきたいことがある。それは、「今の日本の場合、学校で使われる歴史教科書でさえも、やはり歴史修正(改竄)主義の影響下にあるのではないか」と思われることだ。そもそも、安倍首相自身が歴史修正(改竄)主義者と思われるし(今の自民党員は大抵同じような思想だろうけど…)。

特に中学校用の歴史教科書では、現在は「日本軍『慰安婦』」について触れたものはほとんど無くなってしまった、と聞いている(高校用教科書ではそうでもないらしいが、記述が消されたものも一部あるらしい)。ある時代からは、ほとんどの教科書に載っていたというが(内容的には不十分ではあったが)、しかし歴史修正(改竄)主義のグループ「新しい歴史教科書をつくる会」(以下「つくる会」)が台頭したことで、いつしか消されてしまったのかも知れない。今でも「つくる会」及びそこから派生したグループによる歴史教科書は存在しているのも、不安である。

現在の歴史教科書について、詳しい事情は知らないのだが、やはり「日本の戦争の加害や、日本軍『慰安婦』のことなどは出来るだけ書くな、日本が他国を植民地にしたことはそう悪くなかったと書け、日本に誇りが持てるような歴史だけを書け、子どもたちの愛国心を育てるような教科書にしろ」などという国(文科省)からの圧力はありそうだ、と考えている。このままだと、さらに「教科書の歴史改竄」は進みそうな気がする…。

で、何が言いたいのか。今の時代では、「歴史修正(改竄)主義の本」など読んでなくても、そのような「日本に都合良く書かれた歴史教科書」でしか、日本の近現代史を知らない人は多いのではないだろうか。そもそも近現代史・日本の戦争史をまともに勉強してない人たちも大勢居る。そういう人たちが『超力兵団』をプレイするのも、それなりに危険なのではないか、ということだ。

さらに言うと、私としては『葛葉ライドウ』シリーズの新作自体もう出すべきではないと考えているが、もしもこの状況下で新作を出すとすれば、「そんな、日本に都合よく改竄された歴史教科書しか読んでいないプレイヤー向けの歴史観のゲームになってしまう」可能性と、「そのような教科書しか読んでいない若いクリエイターが、ゲームのシナリオを書いてしまう」可能性も高いので、いいことではないと思う。もしもそんな新作を出したら、私のような「歴史修正(改竄)主義を嫌うメガテニスト」から「もっと日本の近現代史を正しく勉強してからゲームを創れ!」という苦情が来るだろう(もっとも、歴史修正(改竄)主義者の見方では「そちらの歴史の方が間違ってる」ことにされてしまうのだが)。

もっと先の時代になり、教科書の改竄がさらに進むとどうなるのだろうか…、と考えると怖い。また、これは歴史教科書だけの問題ではなく、「地理」・「社会」・「公民」教科書、近年新しく加わった「道徳」教科書(かつては「心のノート」という副教材だったのだが…)にしてもそうで、これらもまた国によって「子どもたちの愛国心を育てる」ように作れと命じられているように思われるのも、不気味である。実際「北方領土、竹島、尖閣諸島は我が国の領土である」と教科書(歴史も含む)に書け、という文科省からの指示は既に存在しているようだし…。領土問題に関しては、私のスタンスはあえて示さないことにするが、「国の考え」と「実際に学校で学ぶ子どもたち」(日本の学校に通うのは日本人の子どもだけではない)の考えは異なる場合もあるのに、そのように「教科書で国の考えを子どもに押し付ける」ことは怖ろしい、とだけ言っておこう。

 

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