書店に行くと、「天皇賛美(日本賛美)の右翼本」は結構見かけるのだが…。タイトルだけでもどんな本かは察することが出来る。「天皇が居るから日本は美しく素晴らしい国…」みたいなものはよくある。こんなタイトルを見ても、「はあ? 日本は天皇が居るから素晴らしい国、と言うなら、なぜ日本には貧乏な人・自殺する人・不幸な人・差別されて苦しむ人が多いのだろう?」としか思えないのだけど。
戦前・戦中の日本もこんな「日本称賛・天皇称賛」ムードだったのだろうか…。無論、密かに「不敬発言」をする人たちも居たのだが。
しかしよく考えると、その手の本のタイトルって、『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団』(プレイステーション2)に出てくる天皇崇拝組織「超國家機関ヤタガラス」(以下ヤタガラス)が言いそうなことじゃないか? と思うのだった。ヤタガラスの思想では多分そういうことになっているのだろう。でも実際は、ヤタガラスが存在するからこそ苦しむ人々が多く居るわけだし、戦争も起こるわけだけどね…。それは敵の「宗像」や「伽耶に憑きし者」のセリフからも伺える。それならヤタガラスを滅ぼす方がいいと思うんだが、なぜこのゲームではそれが出来ないのだろう。
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