こんな記事がある。
ソニーハードは「性的な表現の規制が厳しいらしい」とされる。まあ噂だけど、実際にそれっぽい例はあるとか。
『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団』(プレイステーション2。以下『超力兵団』)の第弐話で、私が見ると「児童ポルノまがいな」シーンがあると思っているが(続編でも無くはないが…)、ああいったシーンがもし「高画質化される」と、余計嫌らしく見えるのでは…。さらに今の技術で作り直すと、キャラクターがリアルすぎて「本物の未成年者に嫌らしい芝居をさせている」と勘違いされそう…。海外では「未成年に見えるキャラクターに嫌らしい格好をさせたりする日本のゲーム」は、「児童ポルノ」と見なされて嫌われると言われる。日本は「児童ポルノ」に甘すぎるのだろう。
憶測だが、そういう事情でPS3以降は『ライドウ』シリーズを出すことは無理…、という判断をしているとも思える。それ以前に「売れないから」が理由だと思っているが。
表現規制というテーマでもうひとつ言うと、『真・女神転生3ノクターン HDリマスター』(PS4、Nintendo Switch。以下『メガテン3リマスター』)で不思議だと思ったのは、オリジナル版『真・女神転生3ノクターン』(以下『メガテン3』)と『真・女神転生3ノクターンマニアクス』(プレイステーション2。「ダンテ」が出てくる方。以下『マニアクス』)は「全年齢対象」として発売されており、『真・女神転生3ノクターンマニアクス クロニクルエディション』(プレイステーション2。ライドウが出てくる方。『デビルサマナー葛葉ライドウ対アバドン王+』に同梱。以下『メガテン3特別版』)も恐らく「A(全年齢対象)」なのだと思うが*1、『メガテン3リマスター』の方は対象年齢が「B(12歳以上対象)」に上がっていることだ。
これは、オリジナル版や『マニアクス』、『メガテン3特別版』発売の頃より、現在の「CEROの倫理規定」(以下CERO倫)が厳しくなっているため、と考えられなくもない。確かに『メガテン3』ではごく一部だが怖いシーンがある(「血が滴る背景」など)。これが規制対象なのかも*2。
『超力兵団』も、最初のバージョンは旧区分の「15歳以上対象」と表記されているが、後に出た廉価版ではCERO倫の変化により「C(15歳以上対象)」と表記されている(実質的には同じ)。
現在のCERO倫は2006年よりも厳格になっている…、さらにソニーチェックはもっと厳しい…、と仮定して考えてみよう。この時代にもしも『超力兵団』と続編を、ほぼそのままの内容でPS4かPS5でリマスター化などしたら(しないで欲しいが)、対象年齢は「D(17歳以上対象)」になる可能性はあるし、さらに一部のシーンは修正が入るかも知れない。しかし日本国内で発売された『メガテン』シリーズで、対象年齢が「D」のものは今のところ存在せず、ここまで対象年齢を絞ると売り上げにも影響が出てしまうだろう*3。それが『ライドウ』シリーズが今のところ停止している理由の一つ…、とも思えるが。
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