「ファミ通.com」の記事より。
『メガテン』のスピンオフである『女神異聞録ペルソナ』(プレイステーション。以下『ペルソナ』)発売からもう24年とはね…。今はこっちのシリーズの方が『メガテン』よりメジャーなのはあまり気に入らないけど(笑)。せっかくなので思い出話でもしよう。
この『ペルソナ』だが、クリアするのは相当根気が要る…(攻略本見ながらやっても辛い)。とにかく3Dダンジョンが長くて意地悪、セーブポイントが少ない、敵とのエンカウント率が高め、戦闘シーンが異様に長い、ローディングもそれなりに長い、ダンジョン脱出魔法が無い(自力で戻らないといけない場所が多すぎ)、などなど…。何度も挫折したが、根性で何とか表ルートと裏ルート両方クリアしたけど(両方ともバッドエンド・グッドエンド両方見ている)、もうやる気は無いなぁ…(手放したし。リメイク版は途中で挫折して手放した)。
それとこの『ペルソナ』は、後のシリーズと比べると全体的に「無機質かつ、どことなく不気味な独自の雰囲気」があると思う。戦闘シーンの魔法エフェクトは特にそうで、「なんでわざわざ『メガテン』よりも不気味な演出にするのだろう…」と思うものが多かった。ちなみに『ペルソナ』の戦闘シーンでは声も出るのだが、主人公たちの声はプロの声優だからいいとしても、悪魔の声は基本的に当時のスタッフ(声優ではない素人)によるもので、クオリティの落差が大きいのが何とも…。
表ルートの場合、クリアした時に選んだ仲間は隠しキャラの「レイジ」(城戸玲司)で*1、相当な曲者だが使いこなすと強い。性格も面白い奴で、不良なのにマザコン気味っていうね(彼は母子家庭育ちなのだが、その生い立ちは不幸としか言いようが無い…)。なおレイジは、エンディングによると「早く結婚して二児の父となった」と言われている。もしもレイジが実在したら(1996年時点で17歳と仮定すると)、今では四十代前半だろうが、彼の子どもたちは高校生ぐらいになっているだろうな…。
仲間の一人「マーク」(稲葉正男)も、レイジと同様にマザコンなのだが、印象的なのは、あるイベントで「レイジが命知らずな行動を取っている」と知った時、マークが「あいつが死んでしまったら、お袋さんが悲しむだろう」みたいなことを言うシーンである。マザコン同士は気が合いそうだね、と思ったりする。
この『ペルソナ』だが、実は『真・女神転生デビルサマナー』(セガサターン、プレイステーションポータブル。以下『デビルサマナー』)と『真・女神転生if…』(スーパーファミコン他)と繋がりがあるような気がするのだ。
『ペルソナ』のある場所では『デビルサマナー』のポスターらしきものが貼ってあったり、続編『ペルソナ2・罪』(プレイステーション他)と『ペルソナ2・罰』(プレイステーション他)では「『デビルサマナー』の葛葉キョウジの魂が宿っているらしい探偵」とかも出てくるわけだし…。
『ペルソナ』のサブキャラクター「たまきちゃん」は、『真・女神転生if…』の女主人公であるとされる。なぜか悪魔に詳しいし…。なお、『真・女神転生if…』の世界は『真・女神転生』(スーパーファミコン他)のパラレルワールドと思っている。「吉祥寺でハンドヘルドコンピュータを身に着けた少年を見た」と言う登場人物が居るのが証拠。
『デビルサマナー』、『ペルソナ』、『真・女神転生if…』は繋がりがあるとすれば、『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団』(プレイステーション2。以下『超力兵団』)とも実は繋がっているのでは…、と思うのだが…。『超力兵団』のラストダンジョンでは、このゲームの未来は『真・女神転生』に繋がっているらしいと示唆されているものの、矛盾が多いと思うので私は信じていない。私は『デビルサマナー』の世界が『超力兵団』の未来だと思っているので*2、実は『真・女神転生if…』と『ペルソナ』とも繋がっているのでは、と考えている。
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