「ファミ通.com」より。
さて、約束通り本日発売の『ファミ通』を買ったのだが…、裏表紙も『真・女神転生3ノクターン HDリマスター』(PS4、Nintendo Switch。以下『メガテン3リマスター』)なのか…。『メガテン3リマスター』攻略記事もあるので、オリジナル版の攻略にも使えそうだ。
しかし、89ページに「『ライドウ』シリーズの移植が待たれる…」みたいなことが書いてあるのだが、何度も言うように私は断固として反対する。ライドウのことは好きだけど…。その理由は…、何度も書くのは面倒なのでこちらを参照。
kirishimaloda6915.hatenablog.com
さらにもう一つ付け加えておくが、私が『ライドウ』シリーズ復活に反対するのは、「マイノリティに対する配慮が無い」(もはや「配慮に欠けている」という、遠慮がちな表現は止める)ことも理由である。まあ、元々『メガテン』シリーズはその特性上、「特定の宗教の信者への配慮に欠ける」のは確かなのだが、それは一旦置くとして…。説明しよう。
特に初代の『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団』(プレイステーション2。以下『超力兵団』)についてのことだが、何度も書いているようにこの作品は「1931年の大日本帝国を舞台として、天皇を守護する組織・超國家機関ヤタガラスの味方になり、帝都(大日本帝国の中心)と大正天皇を護るために、『天皇にまつろわぬ者たち』と『伽耶という韓国を思わせる名前を持つ少女』と戦って退けなければならない」ゲームである。
これが何を意味するか…。「大日本帝国時代の日本や旧日本軍は良かった」、「日本の戦争や植民地支配は正しかった」、「天皇が支配する日本は素晴らしい」、「天皇は護らねばならない、天皇に逆らう者たちは殺してもいい」、「生意気な韓国とは仲良くしなくていい」といった、いかにも封建的な価値観をプレイヤーに植え付ける可能性がある。特に、戦前回帰や右傾化が進み、歴史修正(改竄)主義や嫌韓・嫌中思想が一般層にまで蔓延した今の時代では、余計その危険性が高まっていると考えている。実際の1931年に出す作品なら相応しいのだろうが、戦後の日本で出していい内容とは思えない。
このような作品は、「反天皇制の左翼」、「在日韓国人・在日中国人」といった、「日本ではマイノリティとされる人々を傷つけたり怒らせたりする」可能性の高いものだ。それに対して何の配慮もせずに発売したこと自体が間違っていた、と私は思う。
私は日本人であり、左翼では無いが、天皇制は身分差別制度だと思っているし、昭和天皇には戦争責任があると考えているし、嫌韓と嫌中及び歴史修正(改竄)主義に断固として反対する者である。そういう私から見れば『超力兵団』は非常に問題がある。だからこそ『ライドウ』シリーズはこのまま忘れ去られるべきだと訴えたい。
『メガテン3リマスター』で初めてライドウを知って、このブログを訪れたプレイヤーに言いたいのだが、これから『ライドウ』シリーズ…、特に『超力兵団』を中古で買ってプレイしよう、と考えたとしたら、一度立ち止まって、このブログを参考にして、よく考えてからにして欲しいと願っている。不用意に傷つかないためにも。
こちらのページから行けるリンク先も参照。
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