悪魔ハンター桐嶋ローダVS八咫烏

PS2ソフト『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団』と続編及び『葛葉ライドウ』シリーズの復活を阻止したいと思うメガテニストが書くブログ。ただしライドウは尊いと思っているよ?

何度でも言うが「ヤタガラスが戦争を防ぐ」ことは絶対に無いよ!

Togetterより。コメントを付けておいた。

『鬼滅の刃』などの大正時代を舞台にした物語のラストを見た後、どうしても避けられない強制イベント“第二次世界大戦”が頭をよぎり彼らの昭和10-20年代を考えてしまう - Togetter

『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団』では未来に太平洋戦争が起こることは示唆されている。だが、大元帥・天皇を守護している超國家機関ヤタガラスの戦争責任についても言及すべきだったと思う。

2020/11/08 22:29

『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団』(プレイステーション2。以下『超力兵団』)の最終話では、「将来アジア・太平洋戦争が起こり、日本が負けること」は示唆されているわけだが、しかしながら、味方である組織「超國家機関ヤタガラス」(以下ヤタガラス)の戦争責任にも、天皇の戦争責任にも触れることは無かった。無論、「戦争を扱った全てのフィクションで、『天皇の戦争責任』について触れるべきだ」とは思っていないが、天皇を守護するヤタガラスを味方とするこのゲームでは触れるべきだったと考えている。右翼が抗議するから嫌なのだろうけど。

こちらにも書いた。

 

kirishimaloda6915.hatenablog.com

 

『超力兵団』の最終話において、「ヤタガラスの加護のお陰で将来戦争は起こらない」という未来を示唆しなかったことについては、一定の評価はする(珍しく褒めている…)。もしそんな未来を示唆したら、それこそ「日本にだけ都合の良い歴史修正」であり、もっと徹底的に抗議するだろう。上の記事にも書いたように、「天皇を守護する」ということはつまり「『聖戦(「天皇の戦争」)』を正当化して支持する」ことだからだ。そんな組織が戦争を防ぐことは絶対にあり得ない。ただ、ヤタガラスの戦争責任に触れなかったことは評価出来ない。

しかし、製作者も本当は「戦争が起きない未来、または日本が戦争に勝つ未来」を提示したかったのではないか、と私は見ている。『超力兵団』の日本は現実の戦前日本より「科学力や軍事力が高い」設定にしていることと、このゲームのコンセプトは「元気が出るようなものを作る」だったらしいことからそう考えている。ただ、そういう未来を示すと「若者たちの歴史観が歪む恐れ(「戦争は無かった」とか「日本は戦争に勝った」と思い込む)」が高いから、止めたのかも知れない。こちらも参照。

 

kirishimaloda6915.hatenablog.com

 

この『超力兵団』の未来で、もしも「戦争が起こらなかった」としたら、それは「ライドウがヤタガラスを裏切って、ヤタガラスを滅ぼし、天皇制も軍隊も崩壊させて戦争を防いだ」こと以外は考えられない。こちらでもその可能性を書いてみた。

 

lucyukan.hatenablog.com

 

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