「Togetter」より。
「戦後の人間が戦前や戦時中の人間と遭遇して、『日本は負けましたよ』と言って激怒される」ネタの初出はどこか。 - Togetter
- [ドラえもん]
- [敗戦]
- [タイムトラベル]
そういえば、『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団』では「日本は戦争に負けた」と言う未来人は出てこないようだ。未来から来た「伽耶に憑きし者」でさえもそんなことは言ってなかった…。
2020/11/20 22:16
確かに『ドラえもん』(藤子・F・不二雄著)の「ぞうとおじさん」という話では、戦時中にタイムトラベルしたドラえもんとのび太が「日本はもうすぐ戦争に負けるから」などとつい余計なことを口走ってしまい、軍人に激怒されるシーンがある。
『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団』(プレイステーション2。以下『超力兵団』)のラストダンジョンでは、未来(このゲームの時代から見れば)を知ることが出来る。その中で「将来戦争が起こり、日本は東京大空襲や原爆投下に見舞われる」、「ポツダム宣言を受け入れ戦争は終わる」という描写はあるのだが、「日本は戦争に負けた」と告げるような未来人は登場しない。
未来から来た「伽耶に憑きし者」さえも、「将来日本は戦争を始めて、そして負けるのだ」とは一切言わない。はっきり「敗戦」と言ってしまうと、右翼が抗議するから嫌だったとでも言うのか。でも、個人的には未来人である「伽耶に憑きし者」には、はっきりそう言わせて欲しいと思うのだが。「その戦争の責任は、天皇と天皇を守護する超國家機関ヤタガラスにもあるのだ」と言って欲しかった。
しかし…。
「自分の分野の粗は気になっちゃう」最後の最後の泣きのシーンで気になるところが…映画において『考証』が必要だと思った話 - Togetter
最後の「彼らのおかげで今の僕達は存在しています。英霊達に敬礼」には興ざめした(笑)。違うだろ、天皇が戦争など始めなきゃ彼らの死は無かっただけの話。それを「英霊」とか美化するな。
2020/11/20 18:36
未だに「今の日本があるのは戦死した英霊たちのお陰…」などという歴史観が蔓延しているらしい日本においては、無理なのか。はっきり言っておくが、「戦死した兵士のお陰で今の日本がある」なんて歴史観はおかしい。無論、戦争で多くの兵士・民間人が死んだ歴史は記憶しておくべきであるが、「その原因を作ったのは誰か? それは日本軍の大元帥・昭和天皇だ、天皇が戦争を始めなければこんな悲劇は無かった」、という視点が抜け落ちていては意味が無い(さらに「沖縄戦では日本兵が民間人を殺したり、民間人に対して集団自決を迫った」事実もある)。これが抜け落ちている上に「英霊に感謝」なんて言いたがる連中が居るものだから、「日本を守るために軍隊を復活させよう」という意見や、「かつての英霊のように、『国を守るために戦うこと』は素晴らしいのだ」といった価値観が未だに日本に残り続けるのではないのか。
『超力兵団』も、どうもその「国を守るために戦うのは素晴らしい」という価値観を持つ人が作ったんじゃないか…、と感じさせる。「戦前日本が舞台」である時点ですでにそれは感じ取れるが、さらにゲームの目的が「天皇の住処である帝都を護ること」だからなぁ…。
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