はてな匿名ダイアリーより。
鬼滅の刃の柱と十二ナントカって、結局米帝に負けたんだろ・・・
- [鬼滅の刃]
- [大正時代]
『鬼滅の刃』はよく知らないが、似た話としては『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団』は戦前の帝都を守る話だが、結局は後に大空襲に見舞われて大日本帝国が滅びることになる。
2020/11/22 23:48
私のコメントについては文面通り。
まあ、この発言主の言いたいことは何となく分かるが、問題は「日本はアメリカに『だけ』負けた」と思っているらしいことだな。実際は日本はアメリカに「だけ」負けたのではなく、日中戦争で中国にも負けているのだし、「日本が植民地化したアジア圏の激しい抗日運動」にも負けたってことなのだが。
その認識が欠けている日本人が多いと感じている。これは前も言ったかも知れないが、『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団』(プレイステーション2。以下『超力兵団』)にしても、製作者は多分「日本はアメリカに『だけ』負けた」としか思っていないような気がするのだ。と言うのも、『超力兵団』の第伍話で気になることがあるから。
第伍話では、海軍のスパイである「川野定吉」が、「陸軍に潜入して得た機密情報」を教えてくれるシーンがあるのだが、要約すると「陸軍将校である『宗像』が、怖ろしい計画を立てていた…、ヨミクグツなる不死の兵隊を作って、戦艦に乗せて敵国に送る計画だった…」ということだ。
ここで言う「敵国」とは、アメリカのことで間違いないと思うが、これを見ると「陸軍の宗像は、アメリカに不死の軍団を送って攻撃して弱らせれば、将来日本がアメリカと戦争をしても日本が勝てる」とでも思っていたのではないか。これは、ひょっとしたら「『超力兵団』製作者の願望」みたいなものだったのかも知れない。しかし、実際はそんな単純な話ではない。アメリカだけ攻撃しても無駄なことだ。このゲームの時代(1931年)だと、日本は台湾と韓国を植民地化していたわけだが、この二国では「激しい抗日運動」が続けられていたはずだ(後に植民地化する中国などでも同様に抗日運動は起こる)。いくら弾圧しようとも、抗日運動が止むことは無かった。それが後の「日本の敗戦」に繋がったことは間違いないのだから。
こちらも参照。
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