「ハーバー・ビジネス・オンライン」より。
『ヘタリア』再始動を手放しで喜べない理由 | ハーバー・ビジネス・オンライン
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「自分が好きになってしまったキャラクターがいる作品が、実は差別的であったと後で分かってしまったとき、それでも切り捨てることは難しい」のは分かる。『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団』はまさにそれ。
2020/11/27 10:54
『ヘタリア』なる作品はよく知らないが、調べてみると確かに他国に対する差別表現も含まれる、いくらか問題があるコンテンツではあると感じる。まあ、私は興味無いから、再始動しようが別に構わないが。
私が『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団』(プレイステーション2。以下『超力兵団』)のファンでありながら「今の時代に復活させることは阻止したい」のも、この『ヘタリア』と似たような事情があるから。
ライドウのことは好きである…、が、「天皇を守護する組織が味方である」こと、その組織から「天皇を救え」と強要されること、『古事記』が現実化していること(つまり「天皇はアマテラスの子孫」というのも現実になる…)、「伽耶」という韓国を思わせる少女や「天皇にまつろわぬ者」と戦う、などといったコンセプトには非常に問題がある。「天皇崇拝を礼賛して、日本の植民地主義や日本が起こした戦争を正当化するために作ったとしか思えない」と、左翼や天皇嫌いの人に抗議されるリスクを考えたことが無いのだろうか。
特に、何度でも言うが今は「歴史修正(改竄)主義・右翼思想・日本スゴイ・嫌韓、嫌中思想・排外思想・ヘイトスピーチ」などが一般層にも入り込んでおり(その手の本もベストセラー化したりする)、この状況で『超力兵団』及び続編、『ライドウ』シリーズを再始動させたら、悪影響を受けるメガテニストが増えそうだ…、と考えると、やはり復活はしない方がいい。
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