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オタクへ… 総理倶楽部に怒れるゴリラより
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総理倶楽部のヤバさがよく分かる。『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団』で「大正天皇を救う話はヤバい」のと一緒。「彼の子孫・昭和天皇が戦争を始めて、大勢の人が殺された歴史を忘れたのか?」と。
2020/11/30 10:39
『ヘタリア』作者の新作『総理倶楽部』については以前も少し触れたが、この企画のマズさは分かる。もしも、安倍晋三の祖父「岸信介」をイケメン化・萌えキャラ化したマンガを商業誌に描いたらマズいのは誰が見ても明らかだと思うが(「改憲プロパガンダ漫画」と言われかねないし、実際そういうメッセージで描かれそうだし)、「もっと昔の総理ならいい」とでも思ったのか…?
「近代総理イケメン化・萌えキャラ化計画」ってのは、実は「日本軍の大元帥だった近代天皇(明治から昭和まで)のイケメン化・萌えキャラ化」と同じくらいマズいのでは…、と思うが、さすがに「近代天皇イケメン化・萌えキャラ化」は「右翼から抗議されるからヤバい」と思ってやらないのだろう(古代の天皇ならともかく…)。しかし総理ならいいとも思えない…。無論、「総理になれなかった歴代の大物政治家」にしても同じようなこと。
私が『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団』(プレイステーション2)を問題視しているのも、この『総理倶楽部』と似たような危うさを持っているからである。第七話で「敵に呪われた大正天皇を救え、と『超國家機関ヤタガラス』(天皇を守護し、日本を守っているとされる味方組織)に強要されること」のどこがマズいかは何度も書いているが、改めて書いておくとこういうことだ。
大正天皇の息子である昭和天皇が引き起こした戦争のせいで、多くの人が殺された歴史があるのに、「大正天皇は呪われていて可哀そうな人だ、日本を救うためにも絶対に助けなければ」なんて話を一般向けゲームに入れることは、「大正天皇の息子・昭和天皇のせいで苦しみ、傷つき、殺された人々とその子孫に対する冒涜」とも言える。さらに遡ると、大正天皇の父である明治天皇の時代に、日本は台湾と韓国を「天皇の名の下に」植民地にしており(後の時代には中国なども植民地にしていた)、それが1945年の敗戦まで続いていたことを思うと、「大正天皇を救うのは、日本の植民地主義を正当化するためだろう」という解釈も出来てしまう。
日本の右翼は、「天皇は戦争を引き起こしていないから戦争責任は無い、悪いのは軍部だ」とか、「日本が韓国などを植民地にしたのはいいことだった」と言うだろうが、それは日本にだけ都合良く歴史を捏造しているに過ぎない。
Bloggerで書いたこちらの記事も参照。なぜBloggerかというと、最近アクセスの増えたこちらのブログで書くにはタイトルと内容がセンシティブ過ぎるから…ってこと(まあこちらで書いても良かったのだけど)。
lodataiyatagarasu.blogspot.com
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