悪魔ハンター桐嶋ローダVS八咫烏

「ろーだいありー」の「『超國家機関ヤタガラス』はなぜ怖ろしいのか?」の外伝ブログです。主にPS2ソフト『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団』のことを書いています。

このゲームの世界観では「紀元節」、「建国記念の日」も真実になってしまう…

今年の「建国記念の日」はもうとっくに過ぎているが、これに関連した話を。

「建国記念の日」は、かつては「紀元節」とされ、ありもしない「神武天皇即位の日」を捏造して創ったものだ。だが、『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団』(プレイステーション2。以下『超力兵団』)の世界観だと、神の子孫とされる架空人物「神武天皇」は実在したことになるので(神武に倒されたと言われる豪族「ナガスネヒコ」などが敵として出てくるので)、「紀元節」(後の「建国記念の日」)は本当に「日本建国の日」ということになってしまう…。それどころか、単なる作り話に過ぎない「建国神話」までもが現実になる…。

ゲーム上では「紀元節」が出てくることはないが、たとえ出てこなくても確実に存在するだろう。そしてこのゲーム上の未来(敗戦後)では「建国記念の日」として生き残ることになる。

「神の子孫・神武天皇は実在した、だから紀元節(建国記念の日)は正しい」と思いたい右翼の人にとっては、この『超力兵団』の設定は「非常に心地いいもの」になってしまうのだろうが、だからこそこのゲームは非常に危ういのだ。それ故、どうしても復刻させたくないと思っている。

参考文献

  • 建国神話の社会学 史実と虚偽の境界(古川隆久著/中公選書)