悪魔ハンター桐嶋ローダVS八咫烏

PS2ソフト『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団』と続編及び『葛葉ライドウ』シリーズの復活を阻止したいと思うメガテニストが書くブログ。ただしライドウは尊いと思っているよ?

「日本の未来をも変えられる力」を持つのに、なぜ?

以前の記事で、洋ゲーの翻訳版『Through the Darkest of Times』(Nintendo Switch他で配信中。THQ Nordic Japan)について書いたことがある。こちらを参照。

 

kirishimaloda6915.hatenablog.com

 

ゲーム内容としては、実際のドイツの歴史を元にしており、1933年のベルリンを舞台として、「ナチスに抵抗するレジスタンス」を主人公とするストラテジーゲームである。

このゲームのパソコン版について、「4Gamer」でも記事があった。

 

www.4gamer.net

 

『Through the Darkest of Times』はまだ少ししかプレイしていないのだが、記事によるとこのゲームでは何をやっても「史実を変えることは出来ない」のだという。つまり、ヒトラーを倒してナチスを転覆させたり、アウシュビッツなどを解体してユダヤ人大量虐殺を止めるなんてことは、レジスタンスの主人公たちには出来ないってことか…。それは無理もないことではある。所詮はごく普通の人間であり、特別な力があるわけでは無いのだから…。

しかし、『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団』(プレイステーション2)の主人公・ライドウには「悪魔を仲魔にし、召喚して共に戦う」という特別な力がある。その力があれば、日本の将来を変えることが出来たはず…。そう、やろうと思えば「天皇守護組織・超國家機関ヤタガラス(以下ヤタガラス)を裏切り、天皇制を解体したり、アジア・太平洋戦争を止めたり、韓国や台湾を日本の植民地支配から解放する」ことも出来るのではないか。「所詮はゲームに過ぎない」なら、それくらいはやってもいいはず。しかし実際のゲーム上では、将来を創り変えようとはしないどころか、未来を変えるためにやって来た「伽耶に憑きし者」を退けてしまう。いったいどういうことか…。

これは、「右翼からの抗議を怖れたから」であろう、と私は思っている。ヤタガラスを裏切り天皇制を滅ぼすような展開を入れると、「天皇制と言う神聖なる制度を無くすとは何事だ!」と抗議される可能性はある。実際は神聖どころか、差別制度なのだけどね。さらに歴史修正(改竄)主義者たち(右翼は大抵そうである)は、日本の植民地支配を正当化したがるので、植民地支配を止めさせるような話を作ると「植民地支配で韓国や台湾にいいことをしたのに、それを止めさせるとは何事だ!」と言われるのかも知れない。実際の植民地支配は相当酷いものだったのだけどね。

なお、『Through the Darkest of Times』については「ファミ通.com」でも記事がある。

 

www.famitsu.com