悪魔ハンター桐嶋ローダVS八咫烏

「ろーだいありー」の「『超國家機関ヤタガラス』はなぜ怖ろしいのか?」の外伝ブログです。主にPS2ソフト『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団』のことを書いています。

たとえ間接的であっても「戦争を美化するゲーム」は、やはり出すべきじゃない…

「Game*Spark」より。

 

www.gamespark.jp

 

以前も取り上げたパソコンゲーム『Six Days in Fallujah』(Highwire Games開発)について、アメリカ・イスラム関係評議会が販売停止を求めているようだ。「イラク戦争を美化するゲーム」、「イスラム教徒の人間性を否定するゲーム」と見なされるためか…。やはりこういった抗議は必ず来るだろうと思っていた。というか、もっと前に発表された時から既に様々な方面から批判があったようだが。製作者は「イスラムの人はこんなゲームはやらないし、関心も持たないから発売してもいい」とでも思っていたのだろうか?

私はもし、この『Six Days in Fallujah』が発売されたとしても、プレイする気にはならない(そもそも描写がリアルで暴力性の強いゲームは嫌いなので)。やはりどうしても「『これは政治と関係無い』とか、中立とか何とか言ってても、結局はアメリカ兵を美化したいとか、歴史を修正してイラク戦争を正当化したいと思ったから作っているんじゃないのか?」という嫌な感じは拭えないのだ。

それと同じような嫌な感覚は『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団』(プレイステーション2。以下『超力兵団』)にも感じられる。このゲームではごく一部に戦争に関する描写はあるが(アジア・太平洋戦争末期の描写とか)、戦争ゲームではないし、直接的に戦争を美化・称賛するような描写も無い。しかしこの『超力兵団』では、「大日本帝国時代の日本を舞台としており、天皇を守護する組織・超國家機関ヤタガラスが味方という設定があり、大正天皇を救わなければ進めない話がある」ので、間接的にではあるが「天皇の名の下に行われる侵略戦争を美化している」訳だから、非常に問題がある。

このゲームの製作者は「天皇に戦争責任がある」とは思っていない可能性があるが、私が思うに、その時点で既に問題だろう。確かに日本人の多くは「昭和天皇に戦争責任は無い」と思っているのかも知れないが、実際は戦争の指導者であり、さらに「戦争を長引かせたために沖縄戦と原爆投下を招いた」ことを考えれば、重大な責任があることは間違いない。「このゲームに出てくるのは大正天皇だから関係無い」とも思えない。何しろ、彼は昭和天皇の父親だし、彼自身も第一次世界大戦を指導したことを思えば…。さらに大正天皇の父・明治天皇は、日露戦争と日清戦争の指導者だったし。

サブブログ(Blogger)のこちらも参照。

 

lodataiyatagarasu.blogspot.com

 

先ほどの『Six Days in Fallujah』に対する批判と重ね合わせると、「『超力兵団』で、天皇守護組織を味方として、大正天皇(明治天皇の息子であり昭和天皇の父)を救って天皇制を維持しなければいけない話まであるのは、間接的にではあるが『昭和天皇が指揮した侵略戦争(多くの日本人・アジア人・アメリカ人などを殺した)』を『聖戦』と呼んで美化し、暴力行為を肯定して、殺された人々の人間性を否定するようなもの」と言えなくはない。そういう意味から言っても、この『超力兵団』は復刻して欲しくない…。そう、『Six Days in Fallujah』に対する販売停止要求と似たようなもの。

こちらも参照のこと。

 

kirishimaloda6915.hatenablog.com