「電ファミニコゲーマー」より。
セガ、休眠中のIPを精査してリマスターやリメイクしていく方針を公表。参考例として『バーチャファイター』『ソウルハッカーズ』『クレイジータクシー』などの名前も
- [セガ]
- [メガテン]
ソウルハッカーズだと…? セガというかアトラスじゃん。しかし『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団』と続編は絶対に復活するなよ…! 右傾化した今の日本では危険だからだ! 好きだけど!
2021/05/13 20:59
セガの発表によると、今後リメイク・リマスター化する予定のタイトルの中に『デビルサマナーソウルハッカーズ』(セガサターン他。以下『ハッカーズ』) などもあるらしいが…。だが、『ハッカーズ』はすでにニンテンドー3DSでリメイクされていたのでは? 何で今更またリメイクしようなんて考えるんだろう…。
それで、毎度のことなんだがまたも嫌な予感がする…。『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団』(プレイステーション2。以下『超力兵団』)と続編まで復活させる気か? 何度でも言うがそれだけは止めて欲しいと思っている。ライドウのことは好きだが…。
ただ、記事中に「グローバルで認知度が高いIP」と書かれているのが気になる。元々『超力兵団』と続編はグローバルでは認知度が低く(英語版は出ているが)、ライドウは「天皇守護組織・超國家機関ヤタガラス(以下ヤタガラス)」に仕え、大日本帝国を護る存在だからアジア圏では嫌われるため、韓国や中国ではリリース出来ないものだ(単に「大正ロマンものは日本以外のアジア圏では嫌われるから」という理由だけでは無いと考えている)。そう考えると、『ライドウ』シリーズが復活する確率は低いと思っている…、そうあって欲しい…。似た世界観の『サクラ革命』(セガ)は見事にコケたので(笑)、もう「大正ロマンものゲームは作っても売れないから出さなくていい」となればいいなぁ…。
何度でも繰り返し書くが、『超力兵団』と続編を復活させて欲しくない理由はこういうことだ。
この『ライドウ』シリーズは、戦前の日本が舞台で「日本軍の大元帥・大正天皇を守護するヤタガラス」が味方、という設定がマズいのである。「天皇制は差別制度だから嫌いな日本人、天皇制廃止を求める日本人」も居るのに、このような設定を使うことは非常に良くない(日本には在日韓国人、在日中国人も多く住んでいることすら考慮されていない)。さらに『超力兵団』の第七話は「大正天皇を救わなければならない話」であり、日本が起こした戦争や植民地主義を賛美しているようにしか見えない。今の日本は歴史修正(改竄)主義・嫌韓・嫌中が蔓延っており、そんな時代にこのゲームを復活させることは非常に危ういし、国際的にも非難されかねない。だからこそ断固として復活には反対したい。私はライドウのことが好きだからこそ、こんな時代に再び送り出したくないのだ。