Game*Sparkより。
レトロゲーム復刻が増えること自体は喜ばしいと思う。特に今は発売元のメーカーが無くなってしまったようなものとか。だが、要望が多かったとしても「内容的にヤバいので復刻されないゲーム」、「理由はどうであれ決して復刻されないゲーム」も当然あるわけで…。それらの「将来的にも恐らく復刻されないであろう旧機種のゲーム」をプレイしようと思うと、中古でソフトと本体、機種によってはメモリーカードを探さなければならず、プレイするハードルは高い。
『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団(Devil Summoner: Raidou Kuzunoha vs. the Soulless Army)』(プレイステーション2)もまた現在はプレイするハードルが高いゲームである。だけど、この問題作はずっと「気軽にプレイ出来ない」ままである方がいいのだ。でも、発売当時から何年かの間は、このゲームは新品で買えて気軽にプレイ出来たのだなぁ…、と考えると、私は戦慄する。
考えてもみなよ? 何度も書いているように、これは「天皇守護組織を味方にして大日本帝国を護る、天皇崇拝称賛の右翼ゲーム」なんだよ? これを子どもでも気楽に手に取れた時代がわずか15年前くらいにあった…。そう思うと、たとえ興味を持っても気軽にプレイ出来ない今の時代の方がいいのだし、これからもそうあるべきだろう。