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『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団(Devil Summoner: Raidou Kuzunoha vs. the Soulless Army)』(プレイステーション2。以下『超力兵団(Soulless Army)』)は非常にきな臭いゲームだと書いた。このゲームをプレイしたことが無くても、パッケージイラストを見ただけでも何となく理解出来るだろう。旧日本軍の軍人や戦艦も描かれているし…。それに実際のゲーム画面だって、パッと見でもすぐに「これは大日本帝国マニアのために作られたゲームか?」と分かってしまうだろう。
いわゆる「ミリオタ」ではない「良心的な」一般層は、基本的に「戦争を娯楽として扱っているもの、ミリタリー臭のするもの、軍国主義を連想させるもの」は嫌う傾向がある。実際、「戦争ゲームは若者に悪影響を及ぼしているから禁止すべき」と考える層も存在するわけで。
特に、改憲問題などで揺れる「新たな戦前」とも言える今の時代は、きな臭い雰囲気のものは「良心的な人たち」からは余計嫌われるだろう。『超力兵団(Soulless Army)』もまた、万一今の時代に復活させると(させるべきでは無いが)、あまりゲームには関心の無い「良心的な」人が偶然パッケージや画面写真を目撃した時に「何だこの軍人や戦艦が出てくるきな臭いゲームは! 大日本帝国を美化し、若者を右翼化させるつもりで作ったのか!」と抗議される可能性がある。