悪魔ハンター桐嶋ローダVS八咫烏

PS2ソフト『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団』と続編及び『葛葉ライドウ』シリーズの復活を阻止したいと思うメガテニストが書くブログ。ただしライドウは尊いと思っているよ?

これは「修正しなければならない不適切な表現が多すぎるアングラゲーム」を今の時代に出すとどうなるのかがよく分かる例だと言えよう

Togetterより。

togetter.com

『ルックバック』(藤本タツキ著)なるマンガに批判が多数寄せられたため、一部の「不適切と思われる表現」を修正したという話。私は読む気は無いけど、今はそんな時代なのだろう。このように「多数の抗議が来れば簡単に表現を修正可能であること」を危惧する声もあるようだが、別にいいんじゃないの? 昔はどんなに「この表現は偏見を煽る、差別的だから良くない」と訴えても無視されることの方が多かったのだし(余程問題視されない限りは回収や修正にはならなかった)。

これに関連して、「はてな匿名ダイアリー」より。

anond.hatelabo.jp

そうでしょ、古いマンガだとセリフが差し変わっている例は良くある。今回の件は公開されて間もないタイミングでの修正ではあるが、本質的には「古いマンガのセリフを差し替えること」とさして変わらない事例なのでは?

この前は『ファイナルファンタジーXIV』(パソコン。スクウェア・エニックス)でも似たような一件があった。良くも悪くも今はそんな時代なのだ。「AUTOMATON」より。

automaton-media.com

これについてはこちらの記事でも取り上げた。

kirishimaloda6915.hatenablog.com

『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団(Devil Summoner: Raidou Kuzunoha vs. the Soulless Army)』(プレイステーション2。以下『超力兵団(Soulless Army)』)と続編は、はっきり言ってしまえば「不適切な表現ばかりのアングラ(笑)作品」である。ただし家庭用ゲームには規制があるため、「丸尾末広氏のマンガ」ほどアングラでは無いが(明らかにこの『ライドウ』シリーズは丸尾氏の影響が見られる)。アングラな場所でのみ発表する作品ならいいが、やはり家庭用ゲーム機の作品として出すには相応しくなかった。

私が思う『超力兵団(Soulless Army)』の不適切な箇所(これでもごく一部)。

  • 差別制度である天皇制を維持する組織が味方。反天皇制の人への配慮不足。
  • 天皇を救わないと進めないシナリオがある。これも反天皇制の人へは配慮していない。
  • 児童ポルノまがい(笑)な場面がある。
  • 反社会的勢力が味方になる。
  • 遊郭を称賛するような描写がある。女を買うことを称賛したいのか?
  • ヒーローがヒロインを救うという女性差別的な話。
  • 戦闘シーンの流血描写。
  • ボスキャラ・スクナヒコナは実に気持ち悪い(笑)。
  • ゲームオーバー画面が非常に不愉快。
  • 侵略戦争ばかりしていた時代の日本と天皇崇拝と護国を称賛している。中韓には全く配慮していない。
  • 「伽耶」という韓国を思わせる名前の少女が敵になる。嫌韓?
  • 「関東大震災が無い」設定なのは「朝鮮人虐殺」を無かったことにしたいから? 歴史修正(改竄)主義な匂いがする。

もし『超力兵団(Soulless Army)』が今の時代のゲームであれば、私はこれら全てを改善するようにアトラスに訴えるだろうけど、果たして修正してくれるのか? 修正したらゲーム内容が大幅に変わる要素もあるが。昔だったら修正要求を出しても、一度発売したゲームを作り直すことは大抵不可能なので無視出来たのだろうが、今の時代では全く無視するわけにもいかないだろう。

何度でも言うが、ライドウは尊いと思うが『ライドウ』シリーズの復刻、復活には一切反対する。