悪魔ハンター桐嶋ローダVS八咫烏

PS2ソフト『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団』と続編及び『葛葉ライドウ』シリーズの復活を阻止したいと思うメガテニストが書くブログ。ただしライドウは尊いと思っているよ?

今日は終戦の日(敗戦の日)なので戦争について改めて問おう。もしライドウが玉音放送を聞いたら何を思うのか? ヤタガラスに仕え天皇を護ってきたことの後悔か?

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(※画像は筆者の『すみっコぐらし』ぬいぐるみコレクションなど。イメージです)

さて今日は「終戦の日」(本当は「敗戦の日」だが)なので、改めて戦争について書こうと思う。

何度も言うのだけど、『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団(Devil Summoner: Raidou Kuzunoha vs. the Soulless Army)』(プレイステーション2)の世界の将来でも確実にアジア・太平洋戦争も、東京大空襲も、二度の原爆投下も確実に起こる。それは最終ダンジョン「アカラナ回廊」でのイベントを見れば分かる。それは天皇*1の責任だ。ライドウが、天皇を守護し日本を護る組織・超國家機関ヤタガラス(以下ヤタガラス)を滅ぼして天皇制を廃止させ、戦争が起こる前に大日本帝国を終わらせればまた違う未来が待っているのだろうけど、それはあまり考えられない。私はそういう話を作るべきだったと思うが、どうせ製作者は「右翼の抗議」と「菊タブー」を怖れているに違いないので、ライドウがヤタガラスを滅ぼすような話は想定していないのだろうし。

アカラナ回廊では「玉音放送」は出てこないけど、これも確実にあるだろうね。映画『日本のいちばん長い日』(原田眞人監督版、2015年)では玉音放送の裏側が描かれていたが、あの映画は面白かった。映画館でも観たし、テレビ放送も二度観てしまった(DVD持っているのにまだ観てない…)。

ライドウは1945年8月15日、玉音放送を聞くのだろうか。その頃は、きっと彼も戦争に行かされているだろうから、もしかするとリアルタイムでは聞くことは無いのかも知れないが、もし聞いたとしたら何を思うのだろうか?

「私はヤタガラスに仕え、命がけで天皇を護ってきたというのに…、なぜ日本は負けたのだ? 天皇が居れば日本は戦争に絶対負けない、と繰り返し言い聞かされてきたというのに! 天皇とヤタガラスが居れば日本は安泰だと信じてきたのに…! 私のしたこと自体が間違っていたのだろうか?」

そもそも、「天皇家を称賛し天皇を現人神として崇めさせ、『日本は天皇を頂く国だからアジアで一番偉い』と宣伝した」ことが「侵略戦争や植民地支配の元凶」であったのに、その天皇を護るような組織が「日本を陰で守護している」なんて設定にしてしまったこと自体が矛盾しているんだよ。そのあたりをよく考えないで設定したとしか思えないけど。天皇を守護し崇め奉ることを止めない限りは、確実に大量の死者が出て、大日本帝国は滅びるのに。まあ、あの国は滅んでよかったのだけどね。

*1:史実より大正時代が伸びているこのゲーム上の歴史でも、それは多分昭和天皇だろう