韓国人など、かつて日本に侵略された国の人たちが「旭日旗」(侵略の象徴、戦犯旗)を嫌うのは当たり前のことなんだが(日の丸、君が代も天皇を称えるものなので侵略の象徴と言える)、特に韓国の人は旭日旗には敏感なのかも知れない。日本の人気アニメ・マンガ『鬼滅の刃』でも旭日旗っぽく見えるものはアジア輸出版では修正されているそうだ(修正すれば日本以外のアジアでも問題無く出せるのはまだいい方で…)。
問題は、韓国人が旭日旗を批判するような事態になると日本のバカウヨ(バカな右翼。似非愛国者、似非右翼)がすぐ騒ぎ立てることだな。バカウヨが騒がず、多くの日本人が「確かに旭日旗は戦犯旗だ」と認めるような社会なら何の問題も起こらないのに。戦後すぐに旭日旗、日の丸、君が代、天皇制自体を日本人が自ら放棄していれば良かったのだけどね。
それにバカウヨは気付いていないだろうが、「旭日旗狩りだ!」と騒ぎ立てる彼らは「反日(抗日)狩り」をやってるんだよ…。天皇が嫌いなだけでも反日(抗日)扱いかよ? 戦前・戦中じゃあるまいに、バカだなぁ。天皇や天皇制が嫌いでも日本は好きな人は多いよ。たまに「オリンピック開催に懸念を示した天皇は反日(抗日)」とか言っているのが居るが、あれは似非右翼。真の右翼なら天皇の言うことは何でも聞くものだろ?
『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団(Devil Summoner: Raidou Kuzunoha vs. the Soulless Army)』(プレイステーション2。以下『超力兵団(Soulless Army)』)でも旭日旗が出てくる街(銀座町)があるが、「ここだけ修正すれば問題ない」とも言えない。このゲーム自体が「反日(抗日)勢力を狩るゲーム」という面があるからだ。
そもそも何度も言うけど、このゲームのコンセプトは端的に言えば「戦前日本を舞台とし、大正天皇を護る組織の命令で天皇を救い、天皇に逆らう者を倒して帝都(日本の首都)の平和を取り戻す」だからなぁ…。どう考えても「天皇に歯向かう反日(抗日)勢力を狩ることを目的としたゲーム」(「右翼ゲーム」と言っても差し支えない)としか思えない。これはバカウヨには喜ばれやすく、反天皇制の人や在日の人、アジア圏の人からは嫌われるものだ。