悪魔ハンター桐嶋ローダVS八咫烏

PS2ソフト『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団』と続編及び『葛葉ライドウ』シリーズの復活を阻止したいと思うメガテニストが書くブログ。ただしライドウは尊いと思っているよ?

ヤタガラスから見れば「抗日の韓国人・台湾人は天皇に従わないテロリスト」ということにされてしまうのだが…。もし彼らを倒せと言われたら「人を守る」はずのライドウはどうするのか?

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(※画像は筆者の『すみっコぐらし』ぬいぐるみコレクションなど。イメージです)

はてな匿名ダイアリーより。

anond.hatelabo.jp

なるほど…、最近はフィクションにおいて「正義面しているキャラクター」でも「こいつら実質的にはテロリストじゃん」と言われてしまう…、という話か。

かつて日本が「天皇の名の下に」アジア圏(韓国、台湾、中国など)を植民地支配していた頃、当然抗日のアジア人も居て抗日部隊を作って日本に抵抗したのだが、大抵は捕まって日本兵によって殺されたのだろう。例えば韓国には韓国人による抗日部隊がいくつも存在したが、韓国人から見れば抗日部隊のメンバーは英雄であっても、日本人から見れば彼らは「日本と天皇に従わないテロリスト」と見なされたわけだ。伊藤博文を暗殺した安重根(あんじゅね)は、韓国では英雄だが日本では「テロリスト」呼ばわりされているのも同じようなことだ。

kirishimaloda6915.hatenablog.com

昨日の記事でも書いたが、『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団(Devil Summoner: Raidou Kuzunoha vs.the Soulless Army)』(プレイステーション2)の主人公・ライドウは天皇と日本(国体)を守護している組織「超國家機関ヤタガラス」(以下ヤタガラス)配下の日本人であるため、「体制側・特高に近い人間」だ。しかもゲームの時代背景的には「台湾と韓国を植民地にしていた時代」(架空の1931年の日本)なので、当然「抗日の韓国人・台湾人」も「国体と天皇守護のヤタガラスとは対立する」存在ということになる。

つまり、もしもだがライドウが「台湾か韓国に滞在しそこの首都を護る日本人のデビルサマナー」であるのならば、「市民に危害を加える悪魔を倒す」ことだけでは無く「日本の支配に抵抗し(それはすなわち「天皇にまつろわない」ことでもある)、抗日活動を続ける韓国人か台湾人を倒す」のも任務になってしまうのでは? 本来「葛葉の使命は人を守ること」だと言われるが、「天皇にまつろわない抗日の台湾人・韓国人を倒せ」とヤタガラスに命じられたらどうするのか? いったいどちらの使命を守るのか。ヤタガラスに従わなければ追放されて「ダークサマナー」(どちらかというと「私利私欲のために悪魔召喚術を使う者」のこと)と呼ばれるか、あるいは咎人として「ゴウト(業斗童子)」にされるのかも知れないが、葛葉の使命に従わなければ葛葉を名乗ることは出来なくなるのかも…。まあ私としてはヤタガラス配下も、葛葉を名乗るのもどちらも止めればいいのに(笑)、と思ってしまうが。

そもそも本家「ろーだいありー」「『超國家機関ヤタガラス』はなぜ怖ろしいのか?」第十回目でも書いたように、「葛葉は人を守るのが使命」であることと、「ライドウが仕えるヤタガラスは国家と天皇を守護する組織だ」というのは矛盾している設定なのだ。「天皇と国家に危害を加える者であれば、本来は守るべきはずの人間ですらも成敗する対象になってしまう」のだから。そのあたりをよく考えないで話を作っているとしか思えない。

こちらを参照。

lucyukan.hatenablog.com

ところでこれとは関係無いが、以前の記事で…。

kirishimaloda6915.hatenablog.com

Yahoo!ショッピング内の「リラックマストア」で購入した、この記事のイメージ写真にも使っている大正ロマン風『すみっコぐらし』のぬいぐるみセット第二弾のことだが、来月には第三弾も出るという話を聞いたので「次も絶対買う~!」と決めたよ(笑)! やはり『すみっコぐらし』しか勝たん!