悪魔ハンター桐嶋ローダVS八咫烏

PS2ソフト『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団』と続編及び『葛葉ライドウ』シリーズの復活を阻止したいと思うメガテニストが書くブログ。ただしライドウは尊いと思っているよ?

設定資料集では第七話の人物は「もし天皇だとして~」とぼかしているが、少しでも「天皇かも知れない」と思わせるように書いてしまった時点でアウトだよ…。もうアトラスはその責任から逃れられない…

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(※画像は筆者の『すみっコぐらし』ぬいぐるみコレクションなど。イメージです)

何度でも言うが、『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団(Devil Summoner: Raidou Kuzunoha vs.the Soulless Army)』(プレイステーション2)の第七話は「超國家機関ヤタガラス(以下ヤタガラス)の命令で、大正天皇としか思えない、日本の将来を担う『やんごとなき御方』を救わなければ進めない話」である。

このゲームの設定資料集『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団 超公式ふぁんぶっく』(ファミ通編集部責任編集/エンターブレイン)198ページには「もしゲーム中のやんごとなき身分の人が天皇だとして~」などとぼかして書かれており、天皇と断言はされていないが。ぼかす理由はもうお分かりだろう。そう、「菊タブー」…。

でも、天皇家と日本の歴史を紐解けばあの人物が大正天皇であることはすぐに分かる。それにちょっとでも「天皇かも知れない」なんて本に書いてしまった時点で、断言はしていなくてもアウトだよ。その時点で、読んだ人から「あれは大正天皇だったのか…?」と思われてしまうのだから。

もしもあれが大正天皇では無いなら、資料集ではっきりと「あれは大正天皇では無い」と否定しなければならないのに、「もし天皇だとしたら」なんて書いてしまったらもうダメなんだよ。まあ否定しても無駄だけどね。あの人物が大正天皇だってことははっきりしている。第七話以外の部分とも繋ぎ合わせてみればおのずと分かる。

そもそも「ヤタガラス(八咫烏)」自体が「神武天皇*1を導いた烏」のことだし、第伍話で戦うのが「神武天皇に逆らったアビヒコとナガスネヒコ」なのも動かぬ証拠だ。他には第九話でヤタガラスから「天津金木」を受け取ったり、第拾弐話でライドウが「トホカミエミタメ~」などという「祝詞」を唱えるシーンも重要だ。「天津金木」は古代の天皇が行った儀式のこととされ、「トホカミエミタメ」は天皇が毎日唱えて皇祖神「アマテラス」と繋がるための祝詞、と言われている。

これらを総合して考えれば、どう考えても第七話の人物は大正天皇だ。さらにこのゲームはライドウが「天皇家を神聖視するヤタガラス」の命令で「国体(天皇制国家)と天皇を護るために、天皇にまつろわぬ者を倒しに行く」ものだってことは明白だろう。そして、ヤタガラスは間違いなく「国家神道」*2がモデルであることも分かるのではないか? なお「天皇家と繋がりを持ち、日本を裏で操るヤタガラスという秘密結社が実在する」という一種の陰謀論、都市伝説があり(私はそんなものは無いと思うけど)、これがゲームのヤタガラスの元ネタと言えないことは無いが、私はむしろ国家神道の方がしっくりくると思う。あとこれは陰謀論では無く実在する極右組織「日本会議」にも似ていると言える(笑)。もしもこのゲームの未来にも「日本会議」があるのならば、戦後国家神道と同じようにGHQによってヤタガラスが解体された後、ヤタガラス関係者の生き残りが「日本会議」を作った、ということになるのかも知れない。

アトラスは、「天皇守護組織を味方として天皇を救うようなゲームを世に送り出してしまった」責任から逃れることなど決して出来ないと思い知るべきだろう。

参考文献

  • デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団 超公式ふぁんぶっく(ファミ通編集部責任編集/エンターブレイン)

*1:初代天皇。史実では架空の人物だろうがこのゲームでは実在したことになる

*2:実在した国教。天皇を現人神とする