悪魔ハンター桐嶋ローダVS八咫烏

『葛葉ライドウ』シリーズの復活を阻止したいと思うメガテニストが書くブログ

やはりゲムスパとウヨゲーマーに対する怒りは収まらない。やはり今の日本は「ウヨっているのがデフォルト」なんだな? こんな時代に『ライドウ(Raidou)』は復刻させたくない…

f:id:kirishimaloda6915:20210905142057j:plain

(※画像は筆者の『すみっコぐらし』ぬいぐるみコレクションなど。イメージです)

「Game*Spark」(以下ゲムスパ)というゲームサイトに反オリンピック、反差別的な骨太コラムが載っていたことを私は高く評価したのに、その後ゲムスパはバカウヨゲーマーに日和ったのか、方向転換したらしい。

しかし今考えても、やはりゲムスパに対する失望感は消えないなぁ…。それより、ゲムスパに対して「左翼に乗っ取られた」だのと文句を垂れるバカウヨゲーマーの方がムカつくんだけどね。だいたい、「杉田水脈氏のLGBT差別発言を支持する作曲家・すぎやまこういち先生」を批判することと、反オリンピックのどこが左翼的なんだよ? 安倍晋三は「反日的な人がオリンピックに反対している」などと言ってたらしいが、それはただの個人的な思い込みである(天皇が開催に懸念を示していたが、それも「反日」なのかね?)のと同じように、反オリンピックも反差別も決して左翼の専売特許では無い。

これは、日本全体が右傾化して「ウヨっているのがデフォルト」になっているから、反オリンピックも反差別も反歴史修正(改竄)主義もみんな「左翼の言説、左翼の仕業」あるいは「反日勢力の仕業」と決めつけるような人が増えたからだろうか。

『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団(Devil Summoner: Raidou Kuzunoha vs.the Soulless Army)』(プレイステーション2)というゲームは、はっきり言ってしまえば「国体と天皇守護の極右組織・超國家機関ヤタガラス(以下ヤタガラス)の命令で左翼・抗日勢力(天皇にまつろわぬ神々)を倒して大正天皇と大日本帝国を救う『右翼ゲーム(笑)』」なので、バカウヨゲーマーには喜ばれやすく、左翼には徹底的に嫌われるものだ。だから私は復刻反対派なんだよ。ライドウは好きだけど。

このゲームは、「天皇守護のヤタガラスに仕えるライドウが天皇にまつろわぬ神々を倒す」話だから分かりにくくなっているだけで、実際のところは「極右の人間が抗日・左翼の人間を倒す」ことと何ら変わりは無いのよ。「天皇にまつろわない者」は、ヤタガラスの基準では「抗日・左翼」だからだ。モロに「抗日勢力の人間を倒しに行く」ゲームにしようとするとゲーム倫理上問題があるので、その代わりに「天皇に逆らう神を倒す話」にしたのだと考えているが。何しろ敵将「宗像」だって、実は「スクナヒコナという神に乗っ取られていた」設定になっているし…。