以前の記事。
kirishimaloda6915.hatenablog.com
『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団(Devil Summoner: Raidou Kuzunoha vs.the Soulless Army)』(プレイステーション2)の主人公・ライドウは恐らく「過酷な環境で孤独に育てられた被虐待児であろう」といったことを書いた。
このゲームの設定資料集などによると、「ライドウは寡黙である」という設定になっているが、これは元々『メガテン』シリーズの主人公は喋らない設定であることが多く、ライドウもその原則に沿っているためではある。ただ、ライドウの設定を元に考えると「彼が寡黙なのは、人里離れたところで孤独に育ったためにコミュニケーション障害(コミュ障)になっているからだ」とも言えるだろう。その辺が他の『メガテン』主人公が寡黙な理由とは異なる。
そう考えると、ライドウが人とのコミュニケーションを有利に進めるために悪魔の力を借りるのは(移動中に使える悪魔の特殊能力の中に「読心術」などの「交渉術」がいくつか存在する)、コミュ障で上手く会話が出来ないから代わりに悪魔の力を使っているのでは無いのか? それと、相棒のゴウト(喋る黒猫)のアドバイスを必要とするのもまた、コミュ障が原因のような気がする。ゴウトとしかまともに話せないのかも知れない。
そう考えると、やはり葛葉一族なんてまともな人間を育てることの出来ない虐待集団としか思えないなぁ。だから葛葉は衰退して、将来は「葛葉キョウジ」しか居なくなってしまったのだ、と私は考えている。
ちなみに『赤毛のアン』(モンゴメリ著)の主人公・アンも孤独に育った子どもであるが、彼女は寡黙どころかやたらと喋りまくるのが特徴だ。ただ、彼女もやはりコミュ障なのだと思う。「相手の気持ちを理解するのが難しい」のもコミュ障だし。それ故に、アンは時おり周囲の人間と衝突するのではないかと(リンド夫人に癇癪を起こした時の話とか…)。