悪魔ハンター桐嶋ローダVS八咫烏

PS2ソフト『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団』と続編及び『葛葉ライドウ』シリーズの復活を阻止したいと思うメガテニストが書くブログ。ただしライドウは尊いと思っているよ?

「日本スゴイ」は「日本以外の国(特にアジア)蔑視」を招くものだから有害なんだよ…。このゲームにも「日本スゴイ」的な匂いは感じ取れる…

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(※画像は筆者の『すみっコぐらし』ぬいぐるみコレクションなど。イメージです)

何年か前に「日本スゴイ論」(日本自画自賛論)みたいな書籍やテレビ番組が連発されていたことがあって、今は「日本スゴイ番組」は減っているようにも見えるが、相変わらず「日本スゴイ本」は出ていると思われる。

日本スゴイの問題点は、「大抵は『別に凄くないこと』なのに(実は「日本の悪習・宿痾的なことが凄いと紹介されている」場合もある)、テレビや本では『凄いこと』として紹介されている」(笑)のと、日本スゴイに日常的に触れていると「日本は偉い」と思い込み他の国への蔑視に繋がることだよ。特に中韓に対する蔑視に結び付きやすい。嫌韓・嫌中のネトウヨの多くは「日本スゴイ」が好きだから分かるのだ。

そもそも日本スゴイ論自体が、「急成長する中韓」と「衰退していく日本」に対する焦りから生まれたものだからそうなってしまう。

『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団(Devil Summoner: Raidou Kuzunoha vs.the Soulless Army)』(プレイステーション2。以下『超力兵団(Soulless Army)』)あたりの時代(1930年代)でも、日本では「日本スゴイ論」が流行っていたと言われている。そうやって「日本スゴイ」に溺れ、日本以外のアジアを見下していたことが、戦争や植民地支配、韓国人差別、在日差別に繋がったことを考えれば、やはり日本スゴイは有害なのだろう。

また『超力兵団(Soulless Army)』自体に、「日本スゴイ」的な匂いも感じ取ることが出来る。「嘘でもいいから日本は昔から技術力が凄かったことにしたい、プレイヤーの若者に自信を付けさせるためにそういうゲームが作りたい」という製作者の願望が隠されているように思うのだ。だからこそ「このゲームでは時代的にありえない超技術が存在し、陸軍の発言権が強い」という設定(公式資料集によると…)になっていたり、「ネコと悪魔を乗せたロケットを宇宙に飛ばす」とか、「戦艦に変形する巨大ロボットを造る」なんて、「現実の1931年の日本ではありえない話」を作ったのではなかろうか、と。

こちらも参照。

kirishimaloda6915.hatenablog.com

参考文献

  • デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団 超公式ふぁんぶっく(ファミ通編集部責任編集/エンターブレイン)