悪魔ハンター桐嶋ローダVS八咫烏

PS2ソフト『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団』と続編及び『葛葉ライドウ』シリーズの復活を阻止したいと思うメガテニストが書くブログ。ただしライドウは尊いと思っているよ?

『タクティクスオウガ』のChapter-1で「市民を守るのか、それとも…」という選択肢が出るが、『超力兵団』で例えるならヤタガラスに従う場合は「市民を犠牲にする」ことになる…

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(※画像は筆者の『すみっコぐらし』ぬいぐるみコレクションなど。イメージです)

このブログでも何度か取り上げたシミュレーションRPGの名作『タクティクスオウガ』(スーパーファミコン。クエスト)のことなのだが、スクウェア・エニックスよりニンテンドー3DS向けに配信されているバージョンがあり、私は最近これをクリアしている。ルートはカオスルート。そのうちまた別のルートでプレイしたいと考えている。結構エグイ話のゲームなのに、何度もプレイしたくなるんだよなぁ…。

これと『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団(Devil Summoner: Raidou Kuzunoha vs.the Soulless Army)』(プレイステーション2。以下『超力兵団(Soulless Army)』)と何が関係あるのか、というと…。

『タクティクスオウガ』のChapter-1(第一章)の最後で、「自分の理想(少数派民族への弾圧や差別を無くすこと)のために、市民を犠牲にするのか、それとも市民を守るのか」といった感じの選択肢が出て、主人公・デニムがどちらを選ぶかによってその後のルートが変わる仕組みになっている。この話はかなりエグイので、人によってはトラウマになりかねないのだが…。「犠牲にする」方を選ぶとロウルート、「市民を守る」方を選ぶとカオスルートになる。

もしも『超力兵団(Soulless Army)』で同じような話があったとしたら、天皇と国体守護組織「超國家機関ヤタガラス」(以下ヤタガラス)に仕える身であり、なおかつ人を守るのが使命とされる「葛葉一族」に所属する主人公・ライドウはどちらを選ぶのか? このゲームだったら「天皇と日本を護るために市民を犠牲にしろ」とヤタガラスの手先に命じられる話になるだろうか。

天皇を護るヤタガラスの思想だと「天皇と国を救うためなら市民は犠牲にしても良い」ということになるが、葛葉の思想だと「市民の命の方が大事だ」となってしまう。市民を守ればヤタガラスからは追放され、天皇と国のために市民を犠牲にすると葛葉からは追放される…。

何が言いたいのかというと、ヤタガラスってのはゲーム上では「日本を護る良いもの」のように描かれていても、『タクティクスオウガ』で例えてみたら「ロウルートに進む主人公・デニムに似た、残酷でエグイ存在」だと分かるだろう、ってこと。敵キャラの中には「ヤタガラスは残酷な存在だ」と指摘する者も居るが、ゲームの展開上は結局これらを倒してしまうことしか出来ないのだから、どうしても「ヤタガラスは実は悪いものだ」とは思えない人が多くなってしまうだろう。それはかなり危ういことなのだ。

こちらも参照。

kirishimaloda6915.hatenablog.com