昨日の記事。
kirishimaloda6915.hatenablog.com
スーパーファミコンの名作シミュレーションRPG『タクティクスオウガ』(当時はクエストより発売。現在はスクウェア・エニックスよりバーチャルコンソールで配信中)と『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団(Devil Summoner: Raidou Kuzunoha vs.the Soulless Army)』(プレイステーション2。以下『超力兵団(Soulless Army)』)との類似点について触れたのだが、実は昨日から『タクティクスオウガ』(ニンテンドー3DSの配信版)の二周目を始めたのだ。主人公は「ライドウ」(デフォルト名は「デニム」)にして、騎士団の名前は「超力兵団」(笑)にしてみた。新しく雇う汎用ユニットには『超力兵団(Soulless Army)』のキャラクター名を多く使ってみようと思う。ただ「鳴海」と「タヱ」と「伽耶」は入力出来なかった…。収録されている漢字が少なく、「ヱ」も収録されてなかったので。まあ、「なるみ」、「タエ」、「かや」としておけばいいのだけど…。「ラスプーチン」という男ユニットも作ってみた(笑)。
『タクティクスオウガ』のシナリオは、主人公・デニムの所属する民族が「ガルガスタン王国」という国家により差別・弾圧を受けており、それに抵抗するためにデニムと姉のカチュア、友人のヴァイスが立ち上がるところから始まる。
もしも『タクティクスオウガ』の舞台が「1931年の韓国または台湾」で、なおかつ『超力兵団(Soulless Army)』と同じ世界観(元号は架空の「大正20年」となっている)だと仮定してみよう。そうすると、主人公・デニムは韓国人か台湾人になり、「天皇制国家である大日本帝国により祖国を支配され、日本人から差別・弾圧を受けることが許せず、祖国を取り戻すために仲間を集めて日本と戦う」ゲームになりそうだ。そして敵の中には、天皇と国体守護組織「超國家機関ヤタガラス」(以下ヤタガラス)に仕えるライドウも居ることになる…。こういう『タクティクスオウガ』も見てみたい気がする…。
そう、『タクティクスオウガ』に例えたら、ヤタガラスとライドウは「韓国人・台湾人に対する民族差別・弾圧に積極的に関わる存在」になってしまうのだ。『超力兵団(Soulless Army)』上で描かれることは無くとも、1931年の日本を舞台として「天皇を救い、天皇にまつろわぬ者たちを倒して日本を護る」のは、実質的には韓国人と台湾人への差別・弾圧を正当化することになるからだ。その意味だと、『タクティクスオウガ』は「架空の国、架空の民族の話」で良かったと思う。もし実在の国、実在の民族の話にすると、問題視する声が出そうだから。『超力兵団(Soulless Army)』は実在した国家(大日本帝国)、実在する民族(日本人)の話にしてしまったため…。