悪魔ハンター桐嶋ローダVS八咫烏

PS2ソフト『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団』と続編及び『葛葉ライドウ』シリーズの復活を阻止したいと思うメガテニストが書くブログ。ただしライドウは尊いと思っているよ?

「中韓に怒られるから止めよう」ではなく、自分の頭で考えろよ…っていう話

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(※画像は筆者の『すみっコぐらし』ぬいぐるみコレクションなど。イメージです)

例えば日本発の「大正ロマンコンテンツ」が韓国から批判されて「炎上する」とか、旭日旗モチーフのものを使ったら韓国人に怒られたとか、そういう話はよくあるわけだけど、「韓国や中国に怒られるから、炎上するからこれらを使うのは止めておこう」みたいな考えは、はっきり言って思考停止している状態だよ。そういうのはいい加減止めて、自分の頭で考えた方がいいよ…。

つまり、なぜ大正ロマンが嫌われるのか、旭日旗が嫌われるのか、その歴史的背景を学んでから判断しろよってこと。韓国で大正ロマンが嫌われがちなのは、この時代の日本は韓国と台湾を植民地支配していたので、大正ロマンはその時代を美化するようなものと見なされる傾向があるから。旭日旗が嫌われるのは「日本の侵略の象徴として使われたから」だよ。

『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団(Devil Summoner: Raidou Kuzunoha vs.the Soulless Army)』(プレイステーション2)は日本以外のアジア圏では発売されていないことは何度か言ったが、原因は「舞台が1931年の架空の日本。元号は架空の『大正20年』で、大正ロマン風の世界観であり、なおかつ天皇守護組織を味方として天皇に逆らう者を倒して大日本帝国を救う」というゲーム内容が「戦前日本を美化している」として嫌われるからだろう。日本人でも私みたいな反天皇制の人間には猛反発されるのだが。

これをアジア圏…、特に中韓で発売するなんて言い出したら騒ぎになるだろうが、アトラスはそれを怖れてアジア圏には輸出しなかったのだろう(英語版は存在する)。もしこの判断が「大日本帝国がアジア圏を侵略した歴史的背景を考えれば、加害国である大日本帝国を美化するこのゲームをアジア圏の人に見せるわけには行かない」と考えた末での結果では無く、単に「炎上させないため」だったとすれば、思考停止しているってことだよ。何度でも言うが、私は主人公のライドウは好きだが『葛葉ライドウ』シリーズ復活には反対する。