さっきInterFMの番組で、大槻ケンヂさん(オーケンさん)が出演していたので聴いたのだけど、彼の話は面白いなぁ…。来週も出るそうなのでチェックしないと! 筋肉少女帯の新作『君だけが憶えている映画』の収録曲もオンエアしていたが、この中では『大江戸鉄砲100人隊隠密戦記』という曲が好き。私の中ではどうしても『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団(Devil Summoner: Raidou Kuzunoha vs.the Soulless Army)』(プレイステーション2。以下『超力兵団(Soulless Army)』)のイメージになってしまうなぁ…。まあ私の場合、ライドウの本名は「大槻ケンヂ」としていることが多いのでそうなる。前も言ったと思うが、私はライドウのことは「オーケン」って呼ぶことにしているし*1、ライドウの声はオーケンさんの声だと思っているので…。
閑話休題。今回のメインテーマはこれではなくて、別の話だ。
以前『Through the Darkest of Times』(直訳すると「暗い時代を乗り越えて」。Nintendo Switch他。THQ Nordic Japan)という洋ゲーの話をしたことがある。ジャンルはストラテジーゲーム。
kirishimaloda6915.hatenablog.com
これはナチスが台頭し始めた1933年のドイツから始まる物語で、主人公はナチスに対抗するレジスタンスである。仲間を集めたり、反ナチスのビラを製作したりと、危険と隣り合わせの中、この暗い時代を生き残ることを目的としている。
このゲーム、上記の記事を書いた時に一度プレイしたっきりで、その後は触ってなかったが、昨日再びプレイすることに。なぜかというと、本家「ろーだいありー」で公開する予定の「『超國家機関ヤタガラス』はなぜ怖ろしいのか? 第十二回目」の中でもこのゲームを取り上げることになっているので。
今回は「Harro」氏という男性を主人公にした。仲間を増やしたり、情報収集したり、ユダヤ人がやっている店に入ろうとしたらナチスの手下に殴られたりと、いろいろなイベントを見たが、「グループモラル」というパラメータがどんどん下がってしまい、結局ゲーム内時間で二か月ほどでレジスタンスグループは解散してゲームオーバーとなった。しかしそれでも一応エンディングは表示される。上手く行けばヒトラーが死ぬ1945年までは続けられるようだけど…。
ラストメッセージにこんな一文がある。これは実在人物の言葉なのかフィクションなのかどうかよく分からなかったが…。
過去の出来事はあなたのせいではない。しかしあなたには、同じことを二度とおこさないようにする責任がある。
これはいい言葉である。『超力兵団(Soulless Army)』第拾話で、天津神による大和侵略の被害者である「スクナヒコナ」に対して「…馬鹿な、何千年もの昔の恨みなんて、今の俺たちには関係ねぇだろ!」と言ってしまう鳴海に聞かせてやりたい言葉だ。昔のことは今の日本人の責任では無いとしても、同じことを繰り返さないように努力する責任はあるんだよ…。そう、かつて日本が起こした侵略戦争と、植民地支配についても同じだ。
そしてもしも『超力兵団(Soulless Army)』と『Through the Darkest of Times』が同じ世界だとしたら、ライドウは『Through the Darkest of Times』の主人公たちとは敵対する存在になるのだよ。ライドウは「体制(天皇)に従う側の人間」であり、『Through the Darkest of Times』の主人公たちは「体制(ナチス)に逆らう側の人間」なのだからね。
『Through the Darkest of Times』は良いゲームだったよ…。今回はわずか二ヶ月でゲームオーバーだったが、また挑戦してみたいと思う。PS4、スマホ、Steamなどでも配信中なので、興味があればぜひプレイして欲しい。
*1:大槻ケンヂさんは「オーケンさん」と呼ぶことで区別している